「デトロイト」のころと今


映画「デトロイト」をアマプラで見ました。

1967年が舞台の映画なんですけれども、半世紀を過ぎてもまだまだ変わっていないのだろうなと、そういうことを感じさせる事件が今現在進行形でおきています。

社会や制度が変わるのには長い時間が必要なんだなと思います。

ただ、今回は暴動とかあっても、なんというかいろいろなことが可視化されて、今までとは違う状況を生み出すようなそんな気もします。

映画「デトロイト」では警察官は無罪になっているのですが、今回は無罪ではないっぽい感じですし、なにしろ映像とかそのときの状況が世界に配信されたりと、50年前とは違う展開を見せています。

例えば、今回映画「デトロイト」のような状況が起きたとして、モーテルにいた人たちがみなスマホを持っていて、現場中継していたとしたら、違う結果になっていたと思います。

「グラン・トリノ」「グリーン・ブック」「ミシシッピ・バーニング」など人種差別をテーマにした映画は多いです。

どの映画の舞台にもスマホはもちろんSNSは存在していません。

最近はSNSの描写を劇中に取り入れる映画も増えてきました。

自分は映画というのは、時代の象徴を先取りする部分もあると思っています。

「ゲット・アウト」という映画があります。

この映画もテーマには人種差別があるのですが、キーアイテムとしてスマートホンとSNSが交わっています。

主人公はスマホがあったおかげで助かったとも言えると思います。

twitterが誕生したのは2006年。まだ15歳のサービスですから、いろいろ足りない部分もあるかもしれません。

それでも、世界は良くなっているんじゃないかなと感じたりもしています。

映画「デトロイト」を見終わったときの無力感ややるせなさが何ヶ月後にはなくなっているといいなと思います。

 

 

 

 

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