ミーティングをするときに限って、夕方の配達注文が入るのはなぜか

うちの会社では、平日に一人ずつ交代でお休みをすることで、週休二日制を実施している。

日曜日は全員が休み
土曜日は半数が休み
平日に一人ずつ交代で休み
祝日は二人だけ午前中出社

というようなかたちで年間休日124日を実現しているのだ。

そして、一か月に二日ほど、全員が出社する日がある。

曜日は月曜日だったり水曜日だったり金曜日だったりするのだけれども、とにかく一か月に二日全員がそろうので、その日の夕方5時から、全員が集まってミーティングをするのだ。

毎月の売上報告とか、移動売上合計金額だとかをグラフにして全員に社長が説明する。
「そんなの資料配ればいいじゃんか、会議とかしなくてもいいよw」というような声も聞こえてくるのだけれど、実際に社長がホワイトボードを使いながら説明するのと、ペーパー読むだけでは、数字の把握度が違う。

あと、一か月に一度は全員がそろってミーティングするというのは、大事だなと、2年ほどミーティングをやめてみて思ったのだ。

で、なぜかミーティングする日に限って、
社員のお子さんが熱を出して早退したり
夕方になってお客さんから急ぎの配達があって事務所に戻るのが5時半すぎたり

今日も4時過ぎに「どうしても今いるんで持ってきてほしい」というような注文があったので、8人のうち2名いないと、あんまし意味ないということで、会議を延期することにした。

ちなみに会議は15分くらいで終わります。

それから、5時過ぎるような配達の注文は月に一度あるかないかで、基本的に全員5時5分くらいには退勤するのがデフォです。

 

ソロモンの偽証


ソロモンの偽証第一部事件上のオーディブル版が今月のボーナスタイトルだったので聞いてみました。
映画は以前に見ていたのであらすじは知っていたのですが、やはり原作は面白いです。羽飼まりさんの朗読も見事としか言えません。
引き続きオーディブル版を購入しようかなと思ったのですが、第一部の下巻、第二部の上下巻、第三部の上下巻、とすべてをオーディブル版にするとけっこうな金額になりますし、なんというかアマゾンの商法に引っかかるのもシャクなので悩んでいます。
コインを利用すると一冊1200円で買えるわけですし。そう考えればけっこうコスパが良いようにも思います。
ただ、オーディオブックは運転しながらとか、歩きながらとか、通勤通学しながら聞くのがいいと思っています。
なにか別の本を読みながら聞くとかテレビを見ながら聞くとか、そういうことはムリなんですよ。
世の中にはなにか仕事をしながら、オーディブルを聞くのがいいという人もいるかもしれませんが、単純な作業、無意識でも運転できるような仕組みの作業でないとオーディブルを聞きながら片付けるというのは難しいです。というか自分には不可能です。

で、そういう「ながら時間」というのはあんがい少なくて、ダウンロードしたものの聞けていない音源がけっこうあって、新たに購入しても実際問題、聞く時間が無いというのが目に見えていたりもします。
有料でコンテンツを購入する以上安易にポチポチ押してもそれはそれでいかんと思うのでした。

「いますぐ」

金子商会の経営理念には三つの柱がある。

「いますぐ」「やくだつ」「たよれる」の三つだ。

その中でも「いますぐ」というのは一番大事で、できるかぎりお客様の「いますぐ」には対応したいと思って業務の仕組みを組み立てている。

ただ、人数も限られているので、配達が重なったりすると「いますぐ」の対応策がオーバーフローを起こしてしまったりもする。

日が昇ったら働いて、日が沈んだらやめる、建築現場というのはなんだかんだ言ってもおひさまと一緒に働くことが多いので、バイオリズムというか注文のタイミングが重なったりすることも多い。

とはいえお客様の「いますぐ」にはできる限り対応できるようにしていこうと思っています。

そんなお客様の「いますぐ」に応えられるように自分はどう仕事をしていくべきか?

これは簡単で「いますぐ」が必要な仕事にしないということです。

会社のスタッフに依頼したり、仕入先に注文したり、メーカーに問い合わせしたりするときに、自分はけっして「いますぐ」とか「大至急」というような言葉で仕事の段取りを組まないということを徹底する。
もちろん「いつでもいいよ」というだけでは不十分で、十分な余裕をもった期限を明記するのが大事です。
もし自分がやるとしたら、1時間くらいかかるかなと思うのなら3時間から5時間、1日かかるなら3日、3日かかるなら一週間程度の余裕をもって依頼する。
土日休みの相手に対して、金曜日の5時過ぎに「月曜日の朝イチで!」みたいな注文は絶対にしない。そう気をつけることで、案外お客様の「いますぐ」に対応できるようになったりします。

Judgments and Decisions

ネトフリで第2話まで見ました。

大きな組織での意思決定や決断っていうのはプロジェクトやそれぞれの抱いているゴールの幅が広すぎておかしくなっちゃうんだろうなと思った。

例えば、劇中の日本未来推進会議のメンバーにしても各省庁によって目指すべきゴールは微妙に違ってたりするのだと思う。
省庁を超えた意見の交換を行うと言っても、やはりそこは調整したり切り上げたり切り捨てたりすることが必要だと思う。

それから状況は刻一刻と変わっていくし、どういう一手が最善なのかというのはわからないのが当たり前なのだ。

それでも闇雲に見えながらも、いろいろな情報やなんかを総合的に組み合わせたり過去の知見をもって、ああしようだの、これはやっぱりやめようだの、決断するわけだけれども。

決断、というのは、やり直しが聞かないポイントを超えて、ここから先は、こっちの道を選ぶことはできませんよ~というような。あとリスクがどのくらいの割合だったらプロジェクトを進めるのか中止にするのかとか、そういう数値的な判断も考慮に入れる必要があるよね。

「成功率が3割です」って言われたときに
「そりゃ凄い3割もあるのだったらやるしか無いでしょう!」っていう人もあれば「半分もないのか、それだったらやらないよ」というのは、どちらも判断としては正しいわけで。

あとデータから割り出した「3」という数値にしても分母を変える、期間であるとか範囲を変えるだけど、その数字が1になったり9になったりするのもよくあるわけですよ。

「結局は関東沈没なんて起きなかったじゃないか!」
「どうやって責任を取るんだ!」
みたいな蚊帳の外から第三者的に安全なところから石を投げるのは簡単なわけです。ですからドラマにはもう一つ「そうではなかったシナリオ」もあるのだなぁなんてことを考えると、正義とか悪とかはその時々次代によって変わっていくのだなあと思う。

下関市開発行為等の許可の基準に関する条例

第5条 法第34条第11号の条例で指定する土地の区域は、次の各号のいずれにも該当する土地の区域(規則で定めるものを除く。)とする。
(1) 政令第8条第1項第2号ロからニまでに掲げる土地の区域(他の法律並びにこれに基づく命令及び条例の規定により開発行為に係る行為を行うことができる土地の区域を除く。)以外の土地の区域
(2) 市街化区域との境界から2キロメートルを超えない土地の区域
(3) 建築物の敷地相互が100メートルを超えない間隔で存することとなる区域内に存する土地の区域

下関都市計画新椋野地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例施行規則
建てるにしても借りるにしてもいろいろと決まり事が有るので、よく勉強しないとわからないことが多い。

市街化調整区域だったり順工業地帯だったり、それぞれの指定の仕方で、建築できるものできないものがあったりしてややこしい。

事業所の引越というのは、なんだかんだ言っても億単位の資金が必要なので、例えば、調査とか比較検討なんかにお金と時間をじっくりかけるほうが正解だよなと思う。

例えば総工費が1億円だとすると、0.5%でも50万円なわけだよな。

例えば中古車を買う予算が100万円であったとする。0.5%というのは5000円だから、中古車の雑誌を何冊か買ったり、何件も中古車屋さんをめぐるのに経費がいくらか必要だとすると、まぁ5000円くらいというのは妥当な費用だと思う。

額面が大きいから単純に比較できるものではないのだけれども、やはり大きな金額であっても事前の調査費にいくらかのコストが必要になるのかなーという気もするのだ。

 

廃棄処分

在庫の250の雨水マスの蓋に破損箇所があった。
数は5枚。

入荷したときからあった傷なのか、それとも在庫中に棚から落ちて破損してしまったのか、それはわからない。

機能的には使えるのだけれども、商品としては価値がない、売り物にならないし、入荷時期が何ヶ月も前なので、今更返品というわけにもいかない。

そんなわけで、廃棄処分することにした。

もったいないなぁとは思うけれども、不良品を売るわけにはいかないのだ。

マネジメントの機会

例えばどんなことでもいいからミッションを設定してもらう。

会社の経営理念の実践や達成のために、いろいろな目標を設定する必要が出てくるわけなんですけれども、できるだけその目標を細分化というか因数分解して、プロジェクトとして明文化する。

例えば掃除で
「毎朝30分、掃除をすること」が今現在できていないので、3ヶ月後に「できる」「「やっている状態」にする。

とか

例えば整理整頓で
「カタログを整理整頓し、すべてのカタログをスキャンして電子化する」というプロジェクトを立ち上げるとか・

業務用の自家用車・トラックの運転計画を文章化データ化して残すようにするとか、

今現在はできていない、やっていない業務を実行するためにリーダーシップをとってマネジメントすることを業務としてというか、職務分掌として明文化しておくことで、マネジメントの機会として、業務に取り入れて行くことができるかもしれない。

自発的に「やってみたい」ということが必要なのだとしたら、それは日常的な業務に余裕がないとできないように思う。

ある程度の暇があるというか、ちょっと手持ち無沙汰な時間帯が一日の1割以上あるというような。

いっぱいいっぱいだったり、毎月の残業時間が何百時間もあるような企業だと、そもそも自発的に仕事なんてやろうと思わないと思うのだ。

例えば「マネジメント」といっても、自社の中で「こうした方がいいのではないだろうか」とか「こうやったほうがいいのに」ということがあれば、それはリーダーシップをもって自分が率先して、その上で他人とか同僚を巻き込んで行けば、それはそれでマネジメントの経験にもあるとは思う。

ただ、自発的にやってるのと、ブラック企業的なというか洗脳しているっぽい働かされ方っていうのも紙一重な部分があるのかもしれない。

自発的にやっているのは大事なんだけれども、それが洗脳とかモラハラとかではなくて、本当に自分がやりたいからやっているというのは、最終的には主観によってしか判断できないとも言えるので、そのあたりの匙加減というかバランスのとり方というのは、経営者によって上手い下手があるというか、どういうふうに判断されるかは最終的にと人となりというか個人的人格に左右されるのかもしれない。

ただ、なんだかんだ言っても最終的には自発的にやってる人間のほうが圧倒的に成長スピードが早いというのは、間違いない事実だとは思ってる。

天井クレーン

天井クレーンがあったほうがいいと思いながらも、ではいま現在の事業所で年間に何時間稼働しているのかなと考えたときに、実際の稼働時間が10時間とかだったら、それはもしかしたらいらないのかもしれない。
コストが掛かりすぎというか、毎日でも利用するものであるならば、何百万円も費用をかけて設置するのも効率がいいのだけれど、年間10時間ぐらいだとすると、例えば、それを人力でやっていると仮定して、延べ人数✕作業時間✕日数が5年で償却すると考えたときに200万円のクレーン設置費とか、点検費諸々のコストで結局350万円くらいのコストだと考えると、5年で割って1年あたり約70万円。で、年間の利用時間が10時間だとすると、1時間あたり7万円の経費がかかる。

で、人件費計算でいうと、一人2000円/時の手当を10人に支払ったとしても1時間あたりの経費は2万円なので、とてもではないが元がとれない。

年間の利用時間を4倍の40時間で見積もるととんとんくらいだろうか。

クレーンを設置するよりか、ちょっとの時間だけ人手を割い荷降ろしをしたほうがいいのかもしれない。

うむ、けれども、人力でやるともしかしたら10倍くらいの時間がかかるということもあるよね。

人手だと、モノの積み下ろしに30分とか1時間かかっていた作業が、機械を利用することで5分で終わるということになるなら、それはそれで話は別だ。

短縮される時間で比較しないと、合理的な選択肢にはならないということだね。

費用対効果は、時間をどのくらい効率化できるか、時間あたりの仕事量がもっとも多いかたちで比較しないといけない。

手作業の部分はあまり比較しても意味がない。

ボトルネックはどこなのか、そのボルツネックを機械化するだけでm仕事のスピードが3倍とか5倍に、あるいは10倍になるなら導入したほうが正解なのかもしれない。

というか、いろいろ制約があって、引越先候補の倉庫に天井クレーンが取り付けできないっぽいのと、トラックが中まで入れなさそうっていうのが、結構ネックになってる。

なんか発想の転換も必要な気がする。

そもそも論とかで考えることも大切なんだけれども、面積がすっごく広いので、そもそもクレーンを使う必要がないのでないか?という考え方もあるのだ。

ユニック車も昔は持っていたけれども、ないならないで、なんとかなってるし、
4t車も使うことがなくなったので、随分前に処分した。使用頻度が月に2~3回とかなら、なくてもいいのかもしれない。
どうしても必要だ、あったほうがいい!って思うなら後付するのもありのような気がする。

昭和56年と耐震基準

建築基準法の耐震基準が昭和56年に導入されたのでそれ以前に立てられた建物というのは、基本的には解体して新しい基準に合うようにしかできないのが現実としてある。

で、素人大家さんとかが、そういう古い物件を安い価格で手に入れて、住宅に変更して、賃貸すればいいみたいなことをするのだけれども、基本的にそれは建築基準法違反だったりすることもあるみたいなので、注意が必要だ。

古民家の利用にしてもいろいろ例外で文化的な価値があるから例外も認めるとか、そういうこともあるみたいだ。

例えば1900年代に建築された古いレンガ倉庫を改築してショッピングモールにするというような運用は現行の法律に照らし合わせるとかなりハードルが高いと言えそう。

 

人を育てる

「人を育てるのが会社の役割です」というとなんだかおこがましいような気がして申し訳ない気持ちになります。
人を育てるというよりは一緒に会社も育っていく、そういう企業でアリたいなと思っています。

育つというのは、要するに「昨日できなかったことができるようになる」ということなんだろうなと思いますよ。

毎日何らかの成長があって、それは知識であったり体力であったりするのだろうと思いますが、何か一つでも、できなかったことができるようになれば、それはもうひとつの成長であると言って良いのではないでしょうか。

最初から何もかもが十分にできる人材さんにとって、零細企業というのは最初から選択肢に入っていないというのが、正直なところだと思います。
実力がすごくあってマーケットシェアも高く業界トップクラスのグルーバルな企業であれは、有能な人材が選び放題だと思います。
しかしながら、地方にあるこじんまりとしている、どちらかというと付加価値も労働生産性も低い企業だと、その優秀な人の知識を上手に活用できるだけの職務というのが、そもそも無かったりするのです。

でもPCの設定ができるようになるとか、
例えばSMTPやPOPサーバの設定をすることができるとか、ファイルの圧縮・解凍がスムーズにやれるとか、メールでCCとBCCの使い分けができるとか、そういうことを覚えてできるようになってもらうのは、なんというか中小零細企業にしかできないことなんではないでしょうか?

最近やっと弊社でも
「Teamsに入れておきますね」なんていう会話が普通に聞こえるようになってきました。

たとえば、写真を100枚、規定のサイズに縮小してメールという作業を毎月行うというときに「縮小専用というアプリをインストールしておくと便利だよ」とアドバイスしたら翌日には「使ってみましたけどあれメッチャ便利ですねー」と返事するような人であれば、それはもうITスキルが高いといえます。

検索することができる、
インストールすることができる、
使い方を自分で調べることができる、

そういうことの積み重ねがITスキルが高いっていうことになると思うのです。

とりあえずググれって言っても、ほとんどの人はやらないですよ。
「じゃぁイイデス~」って立ち去るのみです。

ちょっと調べてやってみる、それもできるだけ素早くする、

そういう人に自分はありがたみを覚えるのです。

 

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