給料の話

金子商会は給料日は毎月25日です。

25日が日曜日や祝日などで休業になるときは、その前の日に給料を渡すことになっています。

「渡す」と書いたとおり、当社はお給料や賞与を封筒に入れて手渡ししています。

給料袋には明細書とワープロで書いた社員向けの手紙を1枚入れています。

手紙には約16ヶ月分の月別年次移動合計。

会社の月末時点での有利子負債残高(ようするに銀行から借りているお金の残高)と当月分の返済金額。

金子商会のクレドとか社長なりのやってみたいこととか、そういうことをメッセージにして毎月手渡ししています。

ちなみに今月の一部分はこんなことを書きました。

前略、今月も業務に専心いただきありがとうございます。9月も終わりに近づき朝晩と冷え込むようになってきました。体を冷やして風邪などひかないようにお互い気を付けましょう。

 さて、先月までの年間売上移動合計は、

7月  ◯億◯004万円   8月 ◯億◯845万円     9月◯億6◯97万円
10月 ◯億◯759万円   11月◯億6◯02万円   12月◯億◯633万円
1月  ◯億◯397万円   2月 ◯億◯899万円   3月◯億◯629万円
4月  ◯億◯326万円   5月 ◯億◯325万円   6月 ◯億◯697万円
7月  ◯億◯094万円   8月 ◯億4◯32万円

 となっております。

 8月単月の売上金額は約◯◯万円、前年同月の売上は約◯◯万円の売上で4%のプラスとなっています。なんとか平年並みをキープしたものの◯◯万円に届いていないので経営者としてなさけないと反省しております。

 来月10月のクレドは「数や量を考えて用意します」です。

 9月は最大級の警戒が呼びかけられた台風10号が接近し金子商会も屋根が一部飛んで破損するなどの被害がありました。毎年大きな台風が必ず日本のどこかにやってくるのが当たり前だと考えて対応しなくてはいけません。台風に備えることにも「数や量を考える」ことが大事です。10月の中頃までは台風接近に用心しておきましょう。

 こんな時代だからこそ、金子商会もお客様にどのような「価値(=喜び)」を提供することができるのか、考え、そのために行動をしていかなければいけません。経営指針にもありますが「すばやく配達すること」「在庫を切らさないこと」「解決するための提案をする」ということをこれからも追求していきましょう。

 金子商会はメーカーではありませんし研究機関でもありません。今のところ下関という超ローカルな地域でサービスを行うだけの会社です。しかし、だからこそ、自分たちにしかできない、誰にも真似できないサービスを追求することができると私は考えます。

 そのための『道具』の一つとして毎日全員に日誌を書いてもらっています。

 日誌を書くようになって数年が過ぎましたが、マンネリ気味な部分も出てきたと感じます。それでも、よい仕事をするためには、細かいことの積み重ねが大切です。それしかないと思います。

「窓を拭いた」「ゴミ箱のゴミを捨てた」などでも全然問題ありません。日誌に「何か書く」ことがとても大事だと思っています。「書くだけ」ではなく「役に立つように」「活用するために」記入することで仕事の質の向上に必ずつながっていくはずです。考えて書くようにしていきましょう。考えるためには「一日あたりいくつ」「一人あたりいくら」「一時間あたり何回」というように過去と現在・未来で比較できるように指数化することが肝心です。

 ただ「今日は多かったな」という感覚だけに頼るのではなく「比較できるような数字」に変換することで創意工夫ができるようになります。

 そのためにも日報用紙に「比較できるような数値」を記録していくことが大切です。その上でどう感じたかを記入することで効果がさらに増していくのです。

みたいな感じですな。

2010年の7月から書いているのでもう10年くらい続けています。

 

で、先日も書いたのですが、金子商会ではかわりばんこに平日1名が休暇を取るようにしています。

明日は事務員のOさんが休暇日なので1日早い本日に給料を渡します。

25日が連休明けの月曜日だったりするとカレンダーの都合に酔っては4日前とかに給料を払わなくてはならないのでちょっと大変です。

25日までに手紙を書いておけばいいと思っていたら21日に書いて置かなければいけなかったよ!ということですね。

全く失念していることもあるので、そういう場合は手紙だけその相手に26日にわたすようにしています。今までそういうことが一度だけありました。

 

 

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