土曜日は出社する人数が半分なので、自分もほぼ配達に駆り出されるので、配達中の時間を有効に使いたいなぁということで、オーディブルでいろいろ聞いています。

今週は東野幸治さんが聞き手をしている「よしもと芸人音声データ」全部で50時間くらいあるので聞くのに一ヶ月以上かかるかもしれません。

でも、面白い。

第2号の途中まで聞いたのですが、やはり実話は面白い。

ザ・ぼんちの里見まさとさんのお話が聞けるのですけれども、

ザ・ぼんちの再結成にいたるまでや、今、どんな仕事をしているのか、それから漫才ブームが終わったあと、34歳のまさとさん、息子が4歳の四人家族、それがひと月7万円くらいで暮らさなければならなくなって、どうしたのか、

めっちゃ忙しかったのに、仕事がぱったりとなくなってしまってなにもすることがない。

そういう状況って、コロナショックの今の時代に似ているような気がします。

それまで吹いていた風が全くなくなって、仕事が本当に0になってしまう。

うわーどないすればええんや。

そういう状況なわけですよ。

でも里見まさとさんは、新しい生き方を見つけるのです。

しかもそれはやはり「漫才」なわけですよ。

 

そういう話がいろいろと聞かれます。

 

一世を風靡したものの、何かのきっかけで仕事がなくなってしまったり、仕事のやり方が変わったりした人の話は、今、聞くと、そうやな、こういうふうにするのがええのかもしれんと思います。

大木こだまさん、桂三度さん(元世界のナベアツ)のお話も面白いです。

配達に行くのが楽しみになったりしてます。

新卒の初任給と3年間の研修費

新人くん

新卒の人は、最初の何年間かは利益を生まない。

産まないというよりも、むしろコストが掛かったりする。

電話のかけ方や挨拶、仕事の進め方、覚えることがたくさんあるし、最近の人はキーボード入力したことがない人も多い。

最初の3ヶ月位は入力速度も遅かったりする。

3ヶ月から半年くらいで、やっと初任給なみの仕事ができるようになると考えたほうがいい。

これは普通の事務職とか配送とかそういう業種の場合だ。

 

一方技術職的な仕事、一人前になるのに10年かかるとか、最低でも3年は現場をこなさないとダメとか、いわゆる「職人」と呼ばれるような業種の場合は、ある一定のレベルに達するまでは、「研修費」を差し引かれた給与が手取り金額だと考えれるかどうかだと思う。

大工仕事なんかはとくにそう、5年仕事をしても給与が上がらないとか、そういうものではなく、人によって差はあると思うけれども5年と3ヶ月めから給与体系が変わるとか、そういうものだと思う。

ある程度仕事ができるようになって、一つの現場をまるごと任せてもらったりすると給与が一気に増えるとか、そういうものだと思う。

入社して1年目と5年目で仕事の内容にそんなに変化がなければ、当然手取りが増えるわけなく、去年と今年でやっている作業に変化がなければ、給料も増えない。

 

そう考えると、10年間勤めて、給与が上がっていない場合、

やっている仕事の内容や質や量が成長していない

そもそも、その業種ではそれ以上の給与は出さない。

のどちらかなのだと思う。

 

前者の場合は経営者がダメなのかもしれない。

後者の場合は、給与を増やしたければ転職するしかない。

 

会社が成長していて、前年比20%で売上が増加しているとか、社員数が毎年30%ずつ増えていて、毎月のように営業所がふえていっている、というような会社であれば給料も増えていくかもしれないけれど、この数年間、新しい営業所や支店ができていないなぁというような会社(弊社)だと、10年目まではなんとか昇給するけれどそれ以降は昇給はないと考えておいたほうが正解なのだと思う。

経営規模が大きくならない限りは、社員の給与は増やせない。

ゴーイングコンサーンは大事だけれども、経営者は企業を成長させてナンボなのだ。やっぱり人をたくさんやとって、売上も利益も増やしていかないとダメなんだと思う。

それか、成長した社員に転職してもらって、そこでもっと社会貢献してもらうというかなんというか。

どっかのプロ野球チームみたいに、選手を育てて、いい成績が出るようになったらドラフトに出すみたいな、戦略もありなのかもしれない。

業務日報の内容は誰のモノなのか

建設キャリアアップシステムについていろいろ調べてみると、

要するに職人さん一人ひとりの業務記録を残してその情報を共有化するということですが、そうなってくるとその内容は誰のものかと言うのが問題になるのか

と思った。

金子商会でも社員には業務日報を書いてもらっている。

どんなことがあったか、

お客様からこのような問い合わせがあったのでこう答えた。

注文内容はコレコレで納品をいついつまでにする、あるいはした。

そういう「社内で共有すべき」情報が記入しているわけですよ。

 

で、その内容というか記録はやはり法人のものであろうなと思います。

例えば顧客情報もあるので、社員がやめるときに、

「自分の書いた日報のコピーをください」

なんていわれても、それはできないなぁと断ることになりそうです。

 

工事現場での進捗情報とか共有情報というのは基本的に関係者以外は閲覧禁止になっていると思います。

ですから、職務履歴書として業務日報に記入した情報を、個人の持ち物としてあつかったり持ち出したり所有することはできないというか難しそうでありますよ。

現場名であるとか、第三者のプライバシーに触れる部分は情報としては所有でないと考えたほうが良さそうです。

イニシャルでもいいのかと考えたりしたのですが、

「世界的に有名なY邸の正面玄関の施工に携わりました」

と書かれていたときになんか情報として盛ってしまいそうな気がしますよ。

履歴書といってもいいことしか書かれていなかったりするので、日頃からその人の発信する情報や仕事を実際に見ていないと難しいところはあるのかなと思います。

 

ただツイッターとかブログとかで、3年以上情報発信したり、プライバシーを侵害しない範囲で現場の施工情報などを豆に報告していると、その人はちゃんとしているなぁとか、評判や信頼につながっていく情報が積み上げられていきますよね。

 

である閾値を突き抜けたりすると今度はお客さんの方から指名入で紹介されるようになったりするわけですよ。

お施主さんが

「私の家のこの壁の漆喰は、職人のタナカタカシさんが、こんな感じでやってくれたんですよ。あのタナカさんですよ。」

という感じでツイッターでつぶやいたりSNSに書き込んだり、ブログを書いたりするわけですよ。

情報発信だとかSNSでつながっていくというのはそういうことですよ。

フェイスブックで注文を頂いたとか、ツイッターを見て来店してもらったとか、そういうことは、常日頃からお客様とのあいだに信頼とかそういうのがしっかりあって、評判を上げてくれる、そういうことがあってこそ価値が生まれてくると思うんですよ。

 

「今日もエエ仕事をやったなぁ、我ながら自分よう頑張った」

そういうつぶやきと一緒に成果物の写真を一枚アップするだけでSNSマーケティングなんて9割だと思います。

継手ねじ込んだだけの写真一枚でも、ぜんぜんオッケーなわけですよ。

 

じゃんじゃんそういうことをしていったら、もしかしたら建築キャリアアップシステムとかいらないような気がしますよ。

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