もはや隠さないほうがいいのかもしれない

先日、こどもたちと博多に行く機会がありまして、バニラカーが走っていたわけですよ。

まぁ、「あれはなんの車?」とか質問されるわけですが、
「まぁアルバイトの広告だよねぇうにゃむにゃ」というような返事を返すわけです。

それはそれでいいとして、結局、そこで親が応えなかったりごまかしたりしてもスマホでちょろっと検索したらどんなものかわかっちゃうわけですよ。

ペアレンタルコントロールとかはっきり言って意味がないですし、まぁITリテラシーのない大人の自己満足みたいなものですから、自分はほぼ子供のスマホの検索制限とかはやってなかった感じです。(時間制限はしてた)

実際、制限するよりも、そのような情報であってもアクセスするほうが最終的にはITリテラシーが高まると考えていますし、子供のうちにPCにウイルス感染させて初期化したりリブートしたりを何回も繰り返すうちに慣れていくもんだと思いますよ。

エコーチャンバーで陰謀論にハマったりとかも、中二病でムーを読んだり都市伝説にはまったり、古いですけれどもMMR的な情報ソースに早めに感染しているとなんとかQみたいなのに三十過ぎて感化されたりしないような気がするのです。

なんというか、子供のうちにMMR的なものにハマると、
「教科書に書いていることは嘘ばっかりだ!」とか
「政府の陰謀ガー」みたいなことに感心をもったりして、それについて情報を探したりするのですけれども、いろいろソースとなる大人の発言とかいろいろ比較検討してみると、なんと申しますか、底が浅い考えとか、どう考えてもムリがあるなぁと、何日・何ヶ月かすると気がつくのですよ。

なんでかっていうと並行して学校で勉強していくから、知識が正しく補正されていくのですな。テストがあるからしかたなくの場合であっても、古典的な正しいとされている知識の裏付けやなんかは、力が強いですから。

大人になって陰謀論にハマる人っていうのは、教養が浅いというか、偏っているというか、中高生のうちに教わる五教科がほぼ履修できていない。

物理や科学なんかとくに理解できていない。

「酸性とは酸化した物体の性質のことだ!」とか言っちゃうわけですよ。
「酸素を沢山吸うと身体が酸性になる」とか「酸化とは水が酸性になることだ」とかそういうことです。

陰謀論にハマる人はだいたい酸性と酸化の区別がついていない。

小中学校で陰謀論にハマったとしても、学校のテストとかで世界史とか化学とか生物とかの勉強も並行してやっていくわけですから、
で、やっぱり学校で学ぶ知識というのは正しいわけで、正しい道に戻っていくのだと思う(不登校になったりして履修されない場合、陰謀論思考が強化されることもある)

でも大人になってると、中学高校の教科書を読み返したりしない、みることすらないです。間違った知識ばかりの書籍やトンデモ本や、なんとかいう掲示板とか、アレな感じのユーチューバーとかばっかり見ちゃう。

オルタネイティブな情報しか消化しなくなってしまう。

うむ、こりゃよくないよね。

だから、十代の早いうちに陰謀論とかムー的なこととか、大人のいう「けしからん情報」にもアクセスして、

「大人ってバカだなぁ」という正しい中二病に罹患してほしいなと思うのです。

そんなわけで、この春コンピューターを手に入れた中学生高校生はペアレンタルコントロールを外してもらえるようにしましょう。

で、なんでそんなことを考えたのかというと、博多の警固公園でなんか陰謀論の方々がわちゃわちゃされていたんですけれども、だいたいがいい年齢の方々で、高校生とか中学生とかほぼいない感じだったんですよ。

そう言えば陰謀論にドハマリしている中学生とか高校生っているのかもしれないけれど、学校で浮いているというか変なやつというか、そういう扱いをされるリスクも背負っているので、大人の陰謀論者みたいな言動は抑えられたりするのかもしれないです。

それから嘘とか狂言はものすごく簡単にバレる時代にもなってます。

それなりのリテラシーがあれば嘘は嘘と見抜くことができますし、そういう嘘を見抜けるようになるためにも、はやめにネットの世界に触れるのが大事なんだなーと思うのです。

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