温故知新2.0

もともと温故知新という言葉は孔子の論語からの出典

子曰、温故知新、可以為師

から来ているそうだ。まぁずいぶん昔から言われ続けていることですよ。

で、時代時代に注目を浴びる言葉なんだろうなと思う。
日本史的に直近でたくさん見られたのはいつなのかなぁと記憶を手繰ってみると確か教科書で「温故知新」というのが当時の日本では国家改造案原理大綱とか書かれた時代になるのだろうか。

最近思うのは昭和リバイバルとかいうか昭和時代の商品デザインとかの見直し、これはもう日本だけではなくて、1950年~60年代がカワイイとかかっこいいとかそういう見直し方が多くなってきているかもしれない。

温故知新と言っても、何千年も昔の話ではなく、

老人が子供の頃を懐かしむことができるくらいの期間の昔。

今の時代でいうと75歳以上の人が、小学生か中学生だった子供のころの価値観とか創造性とか生き方を見直そうみたいな感じ。

 

それがいいとか悪いとかではなく、そういう生き方も見直そうみたいな時期が今なのかもしれんが、若い人には新しく感じるってただそれだけかもしれんけれども、

年寄りは「温故知新といはそういうのではない」とか「昭和は違うんだよ」みたいなコンテンツやテレビ番組があるかもしれんけれども、若者はそこをうまい工合にアレンジするというかリユースするというか組み直すというか再構築して違う価値観を生み出すのではないか。

たとえば昭和30年代とか40年代の物語を現代の価値観で再構築するとか、

マスオさんとアナゴさんの同性愛とかそういうのが当たり前な価値観というか、フネさんがバリバリのキャリアウーマンで、サザエさんが専業主婦ではない世界感とか、そういう物語が再構築されるみたいな。

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