仏教には「四悪口」という、言ってはいけないこととして、4つの言葉が挙げられています。
1. 妄語(もうご)
嘘をつくこと、真実でないことを話すこと
2. 悪口(あくご)
他人を悪く言うこと、誹謗中傷すること
3. 粗悪語(そあくご)
粗暴な言葉、乱暴な言葉、品のない言葉を使うこと
4. 綺語(きご)
意味のないことを言うこと、人を惑わすような言葉、お世辞や媚びること
これらの言葉を避けることで、自分自身の心を清め、周囲の人々との良好な関係を築くことができるとされています。
また、仏教では、言葉は行動と同じように、大きな影響力を持つと考えられています。
四悪口を避けることは、自分自身だけでなく、周りの人々にとっても良い影響をもたらす、重要な教えです。
2番目の悪口の中には「陰口」も含まれています。
基本的には陰口というのは、本人がいないところで、その人の批判や非難をするというものですね。
同じ会社の後輩の山田くんがある日「Aさんが、こんなことをしていた。どうかと思うよ」というようことを僕にに話したりするわけですよ。
自分が「へぇそうなんだ、困っているみたいだから山田くんの代わりに僕が本人に伝えとこうか?
『山田くんがいやがってたらから、そういうことしないほうがいいよ』って。
本人がいないところで言っても本人は気が付かないよ」
といような返しをしたときに。
「いや、そんなこと言わなくてもいいです」
と山田さんが拒否する時は、
それは陰口で悪口なので、自分はスルーしたいと考えます。
「あと、Aさんには、私が言ってたなんて言わないでください」
なんてセリフが出た日には、それは、間違いなく陰口なので、聞かなかったことにします。
陰口ダメ、絶対!