運動能力偏差値が30未満の人間

私は運動が苦手な人間として生きてきました。特にSNSで見る経営者や企業家の成功体験に関する投稿を見るたびに、何か違う世界の話を聞いている気がしてなりません。

例えば、「息子が小学校のマラソン大会で1位になった」という投稿。成功者には成功者のDNAや能力があるんだなと痛感します。彼ら自身も中学生の頃に運動会のリレーでアンカーを務めた、そんな成功体験を持っていることが多いようです。

一方で、私の小学生の頃のマラソン大会の思い出は、後ろから数えた方が早いというものでした。何年生の時かは覚えていませんが、山口の方言で言うところの「ドベ」か「ドンツー」でした。最下位になった年もありました。その時の最下位の子は足が不自由でしたので、私の順位は健常者の中では実質最下位でした。

背も低く、中学を卒業する時の身長は153センチしかありませんでした。高校でも一番低い生徒でした。こうした体格のせいで、スポーツは苦手でした。鉄棒や床運動、障害物競走は頑張りましたが、学年対抗リレーなどの花形ポジションには無縁でした。

大人になってからも、経営者の集まりで聞く話は、運動能力の高い人々ばかりです。彼らの運動偏差値はおそらく65以上。そんな成功者たちは、企業家として成功するためのモチベーションや前向きな思考を持っています。

振り返ってみると、私の運動偏差値は低いままでした。おそらく30未満。100人いれば98位とか100位とかです。
自分の子供も小柄で走るのが苦手。3位以内に入ると表彰状がもらえると聞いても、まったく興味が湧かない。練習する気も起きないといいますが、その気持、ものすごくわかります。練習しようよなんてとても言えません。

だからこそ、私のアドバイスは「そのマーケットに参加するのをやめろ」ということです。自分の得意分野で頑張るべきです。例えば鉄棒や床運動、あるいはボルダリングなど、参加時点の偏差値が45くらいなら努力して60くらいまで上げられるかもしれない。

商売でも同じです。自分の偏差値が67とか70を目指せるニッチなジャンルで頑張るべきです。それはメジャーで華やかな場所ではないかもしれませんが、自分が楽しめるところだと思います。

だからこそ、自分の得意分野で頑張りましょう。

マラソン大会はまぁ適当にしとけ

Verified by MonsterInsights