2022年から高校では「情報Ⅰ」という科目としてプログラミング教育が必修化されました。
自分のような50代の人間にはこの「情報Ⅰ」というのはどういう科目になるのか、どのような勉強なのかその内容を思い浮かべることができません。
調べたところ、「情報Ⅰ」の学習内容は以下の通り
・情報社会の問題解決
・コミュニケーションと情報デザイン
・コンピュータとプログラミング
・情報通信ネットワークとデータの活用
また、選択科目として「情報Ⅱ」もあって、「情報Ⅱ」では「情報Ⅰ」で培った基礎の上に、情報システムや多様なデータを活用する力を育むという内容だそうです。
そして更に2025年の大学入試共通テストから「情報」が選べるようになっていますので、履修した生徒も多いのですね。
でその学生さんが大学を卒業するのがその4年後ということですから2029年、5年もするとこれらの内容を身につけている人がかなり増えていることになります。
つまり新卒者の情報に関する知識が、デジタル音痴のオジサンよりもしっかりしている若者が入社してくるのが、今から5年後には確実にやってくるということですね。
問題はこんな感じです。
問1 インターネットを使ったサービス利用に関する次の問いに答えよ。
SNS やメール、Web サイトを利用する際の注意や判断として、適当なもの
を、次の0~5のうちから二つ選べ。ただし、解答の順序は問わない。
- 0 相手からのメッセージにはどんなときでも早く返信しなければいけない。
- 1 信頼関係のある相手と SNSやメールでやり取りする際も、悪意を持った者がなりすましている可能性を頭に入れておくべきである。
- 2 Webページに匿名で投稿した場合は、本人が特定されることはない。
- 3 SNSの非公開グループでは、どんなグループであっても、個人情報を書き込んでも問題はない。
- 4 一般によく知られているアニメのキャラクターの画像をSNSのプロフィール画像に許可なく掲載することは、著作権の侵害にあたる。
- 5 芸能人は多くの人に知られていることから肖像権の対象外となるため、芸能人の写真をSNSに掲載してもよい。
これ正解はたぶん、1と4なんだと思いますが、こういうことはけっこうわからない人も多いと思います。
あと標準偏差とかQRコードとかいろいろあってかなり難しいですが、今頃の高校生は、授業でこういうことを習っているので、なんといいますか、職場でITリテラシーのないオジサンが冷たい目で見られる未来が見えてしまうので、「教養としての情報Ⅰ」は読んでおいたほうがいいと思います。
偏差値が70くらいある高校生であれば、ほとんどを正解することができるかもしれませんが、自分のような偏差値40前後の学生さんはまぁ3割くらいが正解できる程度なのかもしれません。
それでも「あー、こういうこと習ったな~ちょっと調べたらわかるかも~」みたいな感じに知識を身につけているとは考えられます。
とにかく、このような基礎知識を身につけた若者が社会にでてバンバン活動していくのが5年後くらいから本格的になっていくのだと思うと、ジジイは邪魔だけはせんとこうとか思うのです。
あと、小学生もこのレベルだと知っておいたほうがいいです。