生田斗真主演の映画「Demon City-鬼ゴロシ」を見た。
あらすじはすごくストレート、
主人公の坂田は奥さんと子どものために殺し屋を引退したのだが、引退したその日に、鬼の面を被った男たちに奥さんと2歳の娘を殺されてしまう。
「おまえら全員ぶっ殺す!」と言った坂田の頭にも銃弾が打ち込まれ暗転。
そして12年後、奇跡的に目覚めた坂田の復讐が始まる。
というまさしく復讐劇なわけで、見ていて息が止まるというか、体に力が入るというか、いい意味で疲れる映画だと思った。
復讐とか仕返しというのは、自分が死ぬことを厭わないというか、自分の命はどうでもいい、とにかくブッ殺すというのが、本質なのだろうなと思う。
実際、愛する人がいたり、誰かのために生きなければ、というような気持ちがあったりすると復讐劇というのはなりたたないのではないだろうか。
この映画にしても、途中で死んだと思っていた娘が生きていることがわかるのだけれども、それは途中でわかったからであって、もしかしたら娘が生きていて、悪い奴らに囲われていなくて、目が覚めたときに、真っ先に
「お父さん、生きていてくれてよかった」
みたいに不自由な体の世話をしてくれていたりしたら、坂田はたぶん復讐はしなかっただろうなと思う。
娘も妻も殺されていないければ、坂田の復讐劇はなりたたないのだな。
あと、この映画はけっこう残酷な描写が多いので、そういう血がドバっと出る系の作品が苦手な人は見ないほうがいいかもしれません。
AIに絵を書いてもらったけど、まぁそんな感じです。
あと血とか殺し屋とかの絵はプロンプトが弾かれたりするのでけっこうムズい。