指示について

「指示」とは何か?

聞き返す必要のない状態でなされる依頼のこと。

「聞き返す必要のない」というのは、その指示の

目的・目標(成果)

現状・状況

が共有され確実に実行できる行動様式があるということ。

だから「明後日、月まで行け」というのは指示とは言えない。

 

「指示通りに物事が進まない」という場合は指示の出し方の問題であることがほとんどであると考える。

だから指示を出す側が常に原因。(つまりは上司や社長が悪い)

「いそぐ」「至急」「はやめに」「午前中」「今週中」「ちゃんと」「きちんと」「常識的な」「普通に」などのあやふやな表現ではなく「12月25日の午後3時までに25部完成させる」というような文で相手に具体的に指示しなければならない。

 

目標

目標とは得られる結果や利益を数値化したり具体的にしてー、イメージをはっきりとさせたもの。数値化したもの。

実現するために何をするべきかがはっきりとしていて、誰がやっても同じ結果になることが明確であること。

目標とノルマの違い

目標は達成するためのもので、期日と数値が具体的に設定されている。

ノルマは達成するというよりは、毎日の作業を消し込んでいくこと「やること」「すること」であり成果に直接結びつくものではない。

目標を決めるときにはSMARTの法則というのが目安になる。

SMARTは以下の頭文字

要素1:Specific(具体的に)
誰が読んでもわかる、明確で具体的な表現や言葉で書き表す

要素2:Measurable(測定可能な)
目標の達成度合いが本人にも上司にも判断できるよう、その内容を定量化して表す

要素3:Achievable(達成可能な)
希望や願望ではなく、その目標が達成可能な現実的内容かどうかを確認する

要素4:Related(経営目標に関連した)
設定した目標が経営指針に基づくものであるかどうか。と同時に自分が属する部署の目標、さらには会社の目標に関連する内容になっているかどうかを確認する

要素5:Time-bound(時間制約がある)
いつまでに目標を達成するか、その期限を設定する

 

仕事を楽しむ

「仕事を楽しんでいる」というのは、成長しているという実感を得ている状態であること、と定義できる。

ムリやムダを省いて仕事が効率よく行えるようになって、それによって会社や自分自身が過去の自分と比べて成長しているなぁと、そういう実感があれば、それは仕事を楽しんでいることになるのだ。

自分の成長や会社の成長だけでなく、地域社会の成長や、もっと広い世界の成長とか発展につながっていると実感できてるといいですよね。

「めんどくさい」という感情とかあるかもしれない。

「楽(らく)したいなぁ」という感情もあるかもしれない。

そのうえで「めんどくさいだけで、去年と比べてぜんぜん成長していない気がする。」とか「楽にはなったけれど先月とくらべてダメになった気がする」

みたいな状況だったりすると、仕事を楽しんでやってるという感じにはなりにくいのだと思うんですよ。

たぶん、仕事が楽しくないとか面白くないっていうのは、成長を実感できていないというか、影響力を発揮できていないというか、変化を生み出していないとか、そういうことなんではないだろうか。

報告と連絡の違い、あと相談。

「ホウレンソウが大事」というようなセリフはよく聞きますね。

報告、連絡、相談のそれぞれの一文字をお並べて報連相ということですよ。

で、報告と連絡の違いについて掘り下げて考えるのです。

まずは言葉の意味を調べたり、使い方を比較したりすることでよく考えようと思います。

まず「報告」

英語だとReport カタカナだとレポート

「中間報告」という言葉があります。

「報告船」という言葉はあんまり聞きませんな。

次に「連絡」

英語だと Contact カタカナだとコンタクト

「中間連絡」という言葉はあまり聞きませんな。

「連絡船」という言葉はあります。

 

チームで目的地に向かっているとしましょう。

その目的地がどこなのか、最終的な目的はなんなのか、例えば登山でもいいです。富士山とかエベレストとか、山頂まで行くのか、行けばいいだけではなく無事に下山しないといけないとか、チームとして登山する場合、全員が登頂するわけではなく、一部のメンバーは山麓で待機したりなにか情報を登頂チームに伝えたりするわけです。

で、まぁチームメンバー間でいろいろセリフが行き交うわけですよ。

「登頂チームからの連絡が途絶えた」

「登頂チームからの報告待ちです」

「第2キャンプは中間報告をしてください」

「第1キャンプからの定時連絡です」

「第1キャンプからの報告はまだか?」

「搬送ヘリからの連絡はまだか?」

それぞれ「連絡」「報告」で微妙にニュアンスが違ってくると思います。

例えば

「リーダー、山田(仮名)からの連絡がありません」

「リーダー、山田(仮名)からの報告がありません」

だとそれぞれのシチュエーションが違ってきますよ。

「報告がない状態」が何回か続くと「連絡がない状態」に変わったりもします。

そのあたりにも「報告」と「相談」の違いがありそうです。

想定している目的地やゴールが違っていると「報告」しているつもりが「連絡」になっていたり、「連絡」を「報告」として受け止める場面もありそうです。

三日後に登頂アタックをしようと考えているチームリーダーがメンバーに向かって

「当日の天気は崩れる予報が出ています」というのと

サポートスタッフが登頂チームに向かって

「当日の天気は崩れる予報が出ています」というのとでは

どっちかが連絡でどちらかが報告なのでしょうか?

どっちも連絡なのでしょうか?

どっちも報告なのでしょうか?

「報告」と「連絡」の定義がはっきりとしていれば、どっちがどっちなのか違いがわかるかもしれません。

またこのチームの登頂アタックのチャンスが、三日後しかないのか、それとも、その日がダメでもあと10日くらいチャンスがあるのかによって、「報告」か「連絡」かの線引が変わってきたりもします。

 

仕事をしている上で伝える内容・情報が同じであってもそれは報告なのか連絡なのかは変わって来ます。

「明日の降水確率は70%です」という情報は、発信者と受信者にとって「報告」なのか「連絡」なのかは、その関係性や道のりのどこにお互いがいるのか、目的や目標が共有できているのかによって、変わってきます。

そういう環境や状況のベクトルが同じでないと、相手にうまく伝わんないのだと思います。

発信する側が「報告」しているのなら、受け手も「報告」だと思っていなければならないし

発信する側が「連絡」しているのなら、受けても「連絡」だと思っていなければならないのではないでしょうか?

「報告」をしているのに、相手が「連絡」だと受け止めている

「連絡」をしているのに、相手が「報告」だと受け止めている

そういう状態だと誤解が生じやすくなるのではないでしょうか?

 

自分が「連絡していること」が相手に「連絡してくれている」と受け止められているでしょうか?

自分が「報告していること」が相手に「報告してくれている」と受け止められているでしょうか?

 

「上司が理解してくれない」「部下が誤解ばかりする」

 

そういう問題が起きたときに「報連相」を十分に取りましょう、みたいなアドバイスを受けることが多かったり、自分でも「報連相が大事だ!」なんて考えたりするのですが、報告が連絡になっていたり、逆に連絡が報告になっていたりすると、ますます問題がややこしくなったりするので気をつけたいと思います。

 

 

廃棄処分

在庫の見直しで、古い継手を捨ててしまうのだ。

コア付き継手 エストコートLX

エルボ 40x25 10個

エルボ 50x25 5個

エルボ 50x32 5個

エルボ 50x25 5個

エルボ 65x40 1個

エルボ 65x50 1個

エルボ 80x50 1個

ソケット 50x25 6個

まだまだ沢山出るよ、毎日ちょっとずつ整理していくのだ。

 

〇〇キャンペーンとか〇〇セールは

セールやキャンペーン

〇〇セールとか〇〇キャンペーンは基本的にしません。

いわゆる売込みとかセールス活動ですね。

「新商品が出たので買ってください。

というようなお知らせはしません。

「新商品が出ました。」

というようなお知らせはします。

同じように

「常時在庫しています。」というお知らせはしますが、

「在庫しているので買ってください」とは言わないです。

常日頃から「買ってください」という言葉は使わないようにしようね、ということで営業活動しています。

お客様に毎月お知らせ新聞のような案内を出していますが、読めば一切売込みはしていないことがわかると思います。

たまにメーカーや一次卸の商社さんから「販売協力お願いします」というようなお願いに来られるのですが、あんまり協力できていません。

「メーカーがセールでなんか安くしてくれるみたいなので買いますか?」ぐらいの緩いテンションです。

決算月とかに仕入れ先が「数字に協力してくださいww」みたいなことを言われるのですが、通常在庫品で先に出る予定のものを前倒しで注文するくらいで、先食いしているだけのような気もしないでもないです。

「今月3倍買うけれど、来月再来月は0になってしまうよ、それでいいの?」と思うわけです。

ですので〇〇セールとか〇〇キャンペーンとか、なんたら感謝祭とか、そういう売り方は基本的にやらないように心がけています。

 

金子商会の経営理念に「快適な暮らしは快適な現場作業から生まれる」という一文があるのですが、その実行戦略として三つのゼロを提案することにしています。

つまり お客様の…

1 在庫コストゼロ

2 現場待ち時間ゼロ

3 現場の不満ゼロ

を目指す、ということなんですが、この目的を実行するための手段として

「安くたくさんの在庫を買ってもらう」という手法が正しいかどうか考えたときに、それはどう考えても正しくないよね、手法としては間違っているよね。と単純に判断しているにすぎません。

 

そんなわけで、お客様に無駄な在庫を買っていただくようなことは考えていないのです。

天地無用

「天地無用」(てんちむよう)を「上下を気にしなくて良い」と考えている人が三割いたそうです。

給湯器や機械関係は外箱にこのマークが付いています。

これは必ず矢印の方向を上にして運んでください、という意味ですので、横に倒して運ぶのもよくないです。

給湯器なんてけっこう大きいですから、なんとなく横にして積み込みしてしまいそうですが、故障・破損の原因になりますので、必ず上下を守って運搬しなくてはいけないですよ。

 

承認図面にパスワードはいらない

先日、某バルブメーカーの執行役員の方と話をする機会があった。

Web戦略というか情報戦略とかPRを考えてウェブサイトを作ったほうがいいですよ。というような話をして盛り上がる。

建材資材メーカーにありがちなのだけれども、商品図とか承認図とかダウンロードするのに、メールアドレスや顧客情報(会社名や住所・電話番号など)を登録しないとできない場合がけっこうあって、

そういうめんどくさいことを現場にいる顧客にさせてはダメですよというような話をした。

つまりは、役所に提出しなければいけないような書類

寸法図、承認図、技術資料、設計施工資料、CADデータ、積算価格表、このあたりのデータはなにもしなくてもダウンロードできるようにしないと話にならないですよ、

現場の管理者とか仕事をしている人は、とにかくめんどくさいのは嫌だし、時間がかかるのもうんざりしているのですよ。

そもそもPDFファイルにパスワード掛ける意味がわからない。

承認図面とか提出前提の書類にパスワードを掛けるメリットなんてないです。

というような話をした。

エスロンタイムズとかはけっこう使いやすい。

参考にするといいですよとか、そういう話をしました。

あと現場の人はけっこうスマホで見るので、QRコードをやたらめったら貼っておくといいですよ、というような話もしたり。

 

土曜日は休みだったり休みでなかったり

金子商会は土曜日も営業しています。

配達や店頭応対、電話応対などの業務は通常通り変わりません。

最近は土曜日休業の設備工務店さんも増えてきましたし、土曜日は工事をしないという現場も見かけるようになってきました。

そうはいっても土曜日に施工工事をされるお客様はいますので、店舗は開けておくわけです。

ただし、フルで人数が必要なほどお客様が動いているわけではないので、人数を半分にして、つまり金子商会は今現在8人の会社ですので4人ずつ週毎に交代しながら出社しています。

自分の場合は、今日は出社ですが、先週24日の土曜日は休日でした。

つまり隔週土曜日はお休みとなります。

それに合わせて金子商会では平日交代で一名ずつ休日を取るようにしています。

月曜日はAさん、火曜日はBさん、水曜日はCさん、木曜日はDさん、金曜日は予備日で全員出社。

次の週の月曜日はEさん、火曜日はFさん、水曜日はGさん、木曜日はHさん、そして金曜日は予備日、

という感じです。

それから祝日も午前中8時から12時まで2人ずつ交代しながら当番制で出社して開店し店頭応対のみですがやっています。

盆休みやら正月休みやら合わせて、年間休日は125日といったところです。

今月は僕も12日と26日が休みだったので、10,11,12の3日間と24,25,26の3日間が三連休でけっこうのんびりできました。

工事現場が土曜日休みが当たり前になったら、隔週土曜日から毎週土曜日休みにしつつ、さらに平日休日も続けていって、年間休日160日にするのが、5年後の目論見です。

金子商会は給料はそんなに高くないので、休日は多く、そして残業は少なく(月に3時間以下)でやっていきたい。

それにしても土曜日は忙しい日と暇な日の差が激しい。

この前出社した17日の土曜日は、ほとんど注文の電話がなくて、午後からの配達もなくて、一日の配送時間が85分だったのだが、今日は320分である。

第1土曜日だからとか第2土曜日だからとか週末だからとか、11月だからとかではなく、単にお客さんの現場工程の重なり具合に左右されるだけで、こちらでコントロールできるものではないのだ。

だから土曜日は基本的に予定を入れていない。

配達があれば配達するし、なければ本を読んだりするだけだ。

今日は本を読む時間がまったく取れなかった。

ルーチンチェックとか予定の構築とかの時間まで配達時間がはみ出してしまったので、5時に帰る予定だったのだが、6時に帰ることになった。

まぁブログ書く時間がとれなかったので、これを書き終わったら買えるんですけど。

 

 

転職とか引き抜きとか

ぼんやりと考えていることなんですけれども、会社と従業員のいわゆる「雇用関係」について思うこと。

終身雇用がなんかなくなってしまったのは、企業や業界の成長期というのが終わってしまい、昇進とか昇給がけっこう固定されていたり、企業そのものの寿命が尽きてしまったりとか、原因があるのだろうかなと思っています。

例えば1960年代設立の会社っていうのはけっこう多くて、家の会社も設立は1967年なんですよ。

で、周りを見渡すと創業60~90周年という会社はけっこう多いです。

というか生き残っている会社はけっこうそのくらいの年令の会社が多いです。

で、60年代に創業した会社というのは、日本の高度成長期に合わせて、実際、なにもしてなくても日本市場の規模の増大とか人口の増加に合わせて成長して行けていたのだと思います。

これという変化や成長を指定なくてもマーケット自体が大きくなってたから、特徴的なことや経営理念や戦略がなくてもけっこう会社が成長できたわけです。

1960年に二十歳で就職して、60歳になる40年後の2000年まで務めるという終身雇用制度がうまく言ったのは、なんだかんだ言っても人口が増えて市場(つまりは購買者)が大きくなったからこそ成り立ったと考えています。

で、時代は2020年なんですが、

下関なんかはもう毎年のように人口が減ってきてまして、もうこれは事実として変えられない動きなわけです。

2050年には、バブル期に30万人いた人口が20万人以下になってしまう、その上高齢者が割合として多いということですよ。

そうなると終身雇用というのは、なかなか難しい。

1960年代→2000年 の成長カーブと同じような右肩上がりのマーケットというのは下関には存在しないわけです。

 

でまぁ、優秀な人材は引き抜かれたりとか転職したりが普通になるのかなと思っているのですが、

例えばうちの会社の場合、金子商会に勤めて新人研修やら商品知識のOJTやらで3年から5年位がすぎるとけっこうな知識が身についたり、あるいはビジネスマナーというのもそれなりに身についたりすると思います。

そうして手塩にかけて育てた人材を、取引先に引き抜いてもらうという戦略というのもありかなと考えたり。

 

会社の経営理念や存在意義、あるいはキャリアアップシートなどを明文化して、誰にでもアクセスすることで、取引先、つまり金子商会でいえば仕入先のメーカーや商社さんが、引き抜くというかヘッドハンティングするのもありなのかもしれないと考えたりしています。

で、何年かがすぎると

  • 「あの会社の社員であれば間違いない」
  • 「あの会社の事務員さんは有能だ」

という評判が立ったりして、仕入先の所長さんが、

「お宅の事務員さんをください!」

というような話になったりして。

「えー、ただじゃやだなー」

「じゃあ○○万円契約金を払うよ」

というような会話がなされつつ、なんと申しますかプロ野球の金銭トレードのような転職のありかたというのが普通になっていくのかもしれない。

ここでいう契約金というのは、その社員を育てて、これから会社で利益を出してもらうつもりが、いきなり転職を打ち明けられて昇進している零細企業の経営者がいただくものなのですよ。

 

ちょっとわかりにくいですな。

 

うむ、自分の給与を増やしたいと考えるなら、働く企業を変えるか、はたらく業界を変えるしかない、という考え方が普通になっていくと思う。

終身雇用でも家族のような雇用関係でもなくて、学園祭の前日の夜食を楽しんだような契約関係でもなく、パート・アルバイトのようなつながりでもない、働き方に合わせた会社の辞め方が、明文化していくのが2021年なのかな、と考えたりしています。

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