ユーザ工学入門


仕事の仕組みを作るというのは結局、本人に
「あぁ!こうするほうが楽ちんだ!」とか
「このほうが便利だし簡単だな!」というような気持ちにいかになってもらうかであり、そういうこころの動きというのは、工学的科学的アプローチが可能だと思うんですよ。

で、いろいろな情報共有や情報処理というのは、この数年間の間に飛躍的に発展しているので、パソコンを使用する、キーボードを利用するというこの2点だけを突破すれば、ものすごく効率が上がるのだと思います。
あとフリック入力もけっこうな速さになってきているので、スマホでのテキスト入力というのもスピードが早くなってきました。
さらには音声入力もかなり良くなってきていて、例えばグーグルマップで住所を検索すると地名変換が位置情報に紐付けられているからなのか、たいてい一発で変換されるようになってきています。

ユーザーというのは要するに社員、スタッフのことでもあるのですから、社員が使いやすいシステムとか仕事の流れなんかを考えて工夫して、結果
「ゼンリンの住宅地図よりも、グーグルマップの共有機能を使ったほうが楽だ」
住宅地図を見るためには、自席を離れて、地図が置いているところまでいって、住所索引を開いて、指定のページを開いて位置を確認する。
という一連の動作よりも、
グーグルマップの画面で、住所を入力し、出てきた結果から共有する。
というほうが、自席で全部できるし、楽だなぁ、一度この方法をすると、もう住宅地図使うのめんどくさい、
というふうになれば、そっちを使うようになります。

事務器具のレイアウト

動線を出来る限り短くしたり、手獣の手数を出来る限り減らしたりすること、いろいろ使えるので勉強になります。

1999年の書籍ですけど、基本的には今も変わらないです。

 

ホメオスタティック・ワーク

そういう言葉というか使い方はないのだけれども、社会生活において「働く」というのは全てはクリエイティブなものだけでできているわけではないですよね、という気がする。
世の中のビジネス本やらTEDやら自己啓発本なんかは、
「クリエイティブであれ!」
ということで仕事=創造的であることが正解という感じなんだけれども、インフラの維持とか生産財のマーケットなんかを見ていると、クリエイティブさとかそんなに必要ないよ。今あることを淡々と結局は積み重ねて繰り返して行くしかないんですよ結局、というような業務があるのではないだろうか。
「変化しないこと」「品質を維持すること」「固定すること」「動かざること山の如し」という部分をないがしろにしてはいけない、という部分、つまり
「恒常性」に価値を重く置くお仕事というか作業がやはりあると思うのですよ。

変化することも大事ですけれども、変えないことや変えてはいけない働き方というのも確かにあって、どうも最近の風潮では、なんでもカンでも変えちゃえばいいよ、変わらないとダメですよ、変わらないのは悪ですよ!プンスカ!というようなのがDXの流れなんですけれども、なんかその「ホメオスタティック」な部分、恒常性を失ってはいけないところもちゃんと把握しておかなければならないなぁ、なんてことを考えるわけです。

たぶん「100年先もうちの会社のここんところは変わんないだろうな」っていうぶれない部分がちゃんとあるのかどうかが大事なんだろうな。

「部下がサボっている」って思ったときは「能力が高い部下でありがたい」と感謝しよう

社員が暇そうにしていたり、雑談に花を咲かせているのを見ると、上司だったり弊社のような零細企業の経営者だとつい
「ヒマだったら働け」
とか
「時間があるみたいだからこれしておいて」
というようなことを言いがちですよね。

気持ちはわかります。(自分もやりがち)
業務的にはやることがいっぱいあるし、なんとなくサボっているように見えると「仕事をさせなくては!」というような義務感というか責任感のようなものが心の中に生まれてしまうものですな。

けれども、社員が暇そうにしているのは、もしかしたらそう見えるだけで、段取り良く効率的に仕事を早めに終わらせることができたので、ちょっと休憩しているのかもしれないと考えることにしています。

例えば指示したときに
「この業務は5時間ぐらいかかるかもしれない」と考えて指示したとして、社員はエクセル関数やらVBAやらをバリバリに駆使して10分くらいで終わらせてしまっていたのかもしれない。
つまり上司のマネジメントが間違っているのだと思うのですよ。

スタッフが業務をこなすのにどのくらいの時間がかかるのか、ある程度余裕をもって上司というのは仕事を割り振っていかなければならないと思うのです。

どう考えても10時間くらいかかる業務を、午後2時に
「この資料今日中に作っておいて」というような指示をするのは無能な上司の証明にしかすぎないわけです。

自分がやれば5時間ぐらいかかるであろう見積もり作業を、スタッフに依頼したときに、10分くらいで終わらせたとしましょう。
そうなったときに「じゃあ、これもお願い」とその場で追加仕事を依頼するのはダメだと考えています。

そういうことをしていると、次からその人は「仕事を早めに終わらせよう」とは考えなくなってしまう。
だって早く終わってもいいことがないのですから。

だからスタッフが暇そうに見えるときは、時間を置いて徐々にその人の仕事を増やしていくのが正解だと思うのです。

もしかしたらその時だけたまたま運良く仕事が進んだだけだったり、偶然が重なってすごい条件が嵌まり込んでスピーディーに片付いただけなのかもしれません。

時間軸を長めにとって、スケジュールやシフトに余裕をもって、その人の仕事っぷりを見てから評価したり、マネジメントしたりするのが正しいとともいます。

本部のおエライサンが支店とか営業所に来て、たまたま暇そうにしていた社員を見て
[偉い人]「暇そうなんだからもっと働かせろ」
[所 長]「ハイ!いますぐに!キミたち、暇そうにしてないで◯◯やっとけ!」
みたいなパターンになるのが、一番スタッフのやる気を削ぐのです。

そんなわけで、社員が暇そうにしていたり、サボっているように見えたときは、
「期待を上回る効率で業務を処理しているんだな、ありがたいなあ」
と感謝した上で、後日、他の業務(難易度が高かったり、複雑だったり、職責が重かったりする仕事)を割り振るのが正解だと思います。

仕事を早く終わらせれば自分の自由な時間が増やせる。
そういう環境を作っていくのが大事なんではないかなと考えています。

 

タイムラプス動画

午前中の4時間くらいを20秒に圧縮、ちょっと早すぎてわからないですね。
1時間位を圧縮するほうがいいのかもしれません。
いろいろ試してみよう。

会社休むのに理由など聞かぬ

有給休暇の申請

 

うちの会社はショボくてゆるいので休みの連絡はLINEでもOKなのだ。

当然理由とか聞かない。

でも「心配はしているんですよ」「いなくても仕事は回すようにしておきますね」「あなたがいなくて残念です」という気持ちも伝えないといけないのだ。

 

 

そんなわけで、今日はちょっとバタバタしてました。

昇進しないと給与は上がらない

社員が1000人以上いるような会社でも、肩書のないいわゆる平社員だと、そんなに給料は高くないのが実際のところなのだろう。
年齢が48歳でも何の肩書もないというか職責が低いままだと、月給が税込み30万円以下というのはザラなようです。
下関みたいな地方都市だと、年収が300万円以上ある役職のある企業自体が少ない。ような気がする。
社員数が30人くらいいれば、部長とか、課長とかいう役職と言うかマネジメント層が必要になるので、昇進してしまえばその職責に合った給与が支払われる。
けれども、社員数が10人くらいの(つまりウチみたいな)企業の場合、そもそもマネジメントをするのは社長の役割であり、なんだかんだいってすべての職責はほぼ社長一人に集中している。
だから仕事内容や職責が変わらないと給与というのは基本的に増えない。

自分の給料を増やそうと思ったら、職責の範囲や重さを変えるか、範囲や職責の思い仕事を任せてもらえる別の会社に務めるしかないのだというのが現実なんだと思う。

スタートアップフォルダをデスクトップに

スタートアップのショートカット

もしかしたら、もっといい方法があるのかもしれないですけれども、デスクトップに「スタートアップフォルダ」へのショートカットを置いています。
スタートアップフォルダのパスは
C:\Users\xxx\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\StartMenu\Programs\Startup
(xxxは各自の設定名に合わせて変更)
仕事途中のファイルや、長期に渡って更新・作成・修正するファイル、毎日チェックするサイトのURLなどは、このフォルダへ入れておきます。
必要なくなったら、それぞれのショートカットを削除すればOK。
朝来てPCを起動してお茶を飲んでいる間に必要なファイルがすべて起動しているという寸法です。

採用活動と情報発信

建築業界は社員を採用しようとして募集をかけても人が入ってこない。
やはり魅力が伝わっていないのだろうなと思う。
どんな仕事をしているのか、どんな面白さがあるのか、そういうことを十分に伝えきれていない、十分にというか全く伝えきれてない。
映画やドラマで水道工務店のお社長さんや職人さんが主人公のモノというのはほぼない。

洋画だと配管工の映画といえば“68KILL”くらいしか思いつかない。
あと世界一有名な元配管工といえばこの人だろうか。

職業は「配管工」なんだけれども実際に仕事しているところはほとんど見せていない。

建築現場のお仕事というのは、結構クリエイティブであり、お仕事である以上実は誰一人かけても建築物件というのは成り立たなかったりするし、実際に施工作業とかはまさに職人技なところもあるし、実際に工事の手順を眺めていると飽きなかったりもする。

工事の様子を動画配信する人も少しずつだけれども増えてきたような気がする。
ツイッターとかブログを利用して知ってもらう努力をするしかないのだろうなと思います。
それは一朝一夕にできることではないです。ちょっとずつでも地道に情報発信していくしかないのだろうなと思います。
採用したいこととか、こういう人と一緒に働きたいとか、こんな性格の人がうちの会社には合いますよ、というようなことを毎日少しずつでも伝えていかなくちゃいけないのでしょうな。

ちなみに、金子商会ですが、今現在午後5時35分を回ったところですが、社長の自分一人しかいません。
仕事をしているというか5時からこのエントリーを書いています。
残業している人はいませんし、ほぼ全員毎日5時5分くらいには帰ります。
5時10分にはだいたい帰ってます。

でも朝は結構早いです朝7時45分から朝礼なので、基本的にはその時間に出社しています。でも就学前児童がいる社員とか、小学校1年生のお子さんがいる人とかは、8時半くらいに出社しています。

給料はまぁふつうくらいだと思いますが、40万とか50万とか、そういう金額はありえません。

高卒で5年勤めて税込み22万円くらいです。
年間休日は125日。ボーナスもなくはないというくらいのレベルです。

地方はやすいので、ここを増やしたいですね。基本的には自分の年齢と同じくらいの給与は出せるようになりたいですけれども、30歳以上になったら支店長になるとか営業所長になるとか、そいういうことでもすれば月給が50歳のときには50万円とかなるかもしれません。

 

 

 

 

 

置き場所を決めること、数をケチらないこと

カッターとかスーパーソーはちゃんと置き場所を決めてそこの戻すようにしておかないといけない。
「元あった場所に戻す」ことが楽になるような仕組みづくりも大事なんだろうと思う、単純に引っ掛けられるようにしておけば、引っ掛けやすい場所に戻すように人の心理はできているので、ものが片付かなかったり、いつもなくなってしまったりするのは「ちゃんと戻したほうが気持ち良い」というトリガーを設計できているかどうかの問題なのだと思う。

片付ける場所が遠かったり、まさに心理的距離があったりすると、これはこれでまた整頓するのが億劫になってしますのだ。
だから個数もケチってはいけない。
使い終わったらすぐに戻せるぐらいの距離に、置き場所を分散しないといけない。

だから脚立とか、カッターとか、多すぎてもいけないけれど、複数の置き場所を設定しておくといいんではないかと思う。

不用品の処分

マンホールの枠のみ

現場で使わなかったとか、変更になってしまったとか、間違えて注文しちゃったとか理由はいろいろとあるのだけれど、どうしても売れない商品というのがあって、メーカーも返品に対応してくれないので、もうあとは廃棄処分するしかない。
けれども捨てるのもお金がかかるしどうしましょう。
ということで、いつかはでるかもしれないと倉庫の片隅にあるのだけれど、
まぁ動きませんよね。
マンホールですから素材は鉄なわけですよ。
時間がたつと錆が浮き出たりしてますます商品としては役に立たなくなっていくのです。
マンホールなんて単一素材だからまだいいのです。屑鉄としてうっぱらうことができるので。
けれどもコア継手なんて、引き取り手がいないみたいなんですよ。
参拝として処分するか文鎮としてご近所さんに配布するくらいしか思いつかないのです。

経営戦略を何年か前に変えたのだ。こういうコア継手を利用するような現場と縁遠くなってしまったので結構な量で不動品が発生してしまったわけです。
錆びも出てきていますし、商品としてはもう成立しないので、棚卸からも落としてしまっておりますし、きちんとした商品ではないので、当然「通常の販売」には上がってきません。
場所を取るだけだから、ごみとして処分するのが正解なのだろうな、と思います。

世の中には「売り物としてはダメだけけれども、十分に使用できる」という市場がある。自分で使う分にはOKだが、それを利用して何かを作成し、それを第三者へ販売する、という市場としては利用が難しい、というかできないし、そこに魅力を感じなかったりする。
そこで流通するものは消費財としてならOKなんだけれども生産財をそこで購入するとあとあとメンテナンスに支障が出たり、故障した際の責任問題であるとかそういうデメリットがあるために、そこでやり取りされる商品に魅力を感じることはない。
考えるに「生産財」というものは、商品そのものではなく、その商品に付随する品質保証(品質ではない)であるとか、納期の融通が利くことであることとか、複合的で総合的な付加価値そのものが占める部分が大きいと思うのです。

 

 

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