映画を見ましたよ。
殺されることの不条理はどうすればいいのだろうかなんてことを考えます。
死ぬことは避けられないし、人は必ず死んでしまうし、死から逃れられる人はいないわけだよね。
それでも、自分の思うように生きたり、自分ではどうしようもない困難とか環境で生きることができなくなりそうな時に、どう抗うべきなのかを考えたりするのだけれど、結局は死は受け入れるしかないし、どうせいつか死ぬのだけれども、どうせなら生きていこうという意志でしか、今を生きることはできない。
いろいろと理由を付けて死を受け入れようとするのだけれども、たぶんどんな理由であっても、同じで、受け入れることはできたりできなかったりするのが現実だろう。
ある人にとっては救いになるのかもしれないけれど、誰かにとってはそれはただの呪いなのかもしれん。
悪霊とか怨霊というのは、実際のところは物理的には存在しない。
毛虫とかゴキブリと同じように悪霊や幽霊が存在するのかっていうと、同じようには存在していないっていうのが現実なのだろう。
さてこの映画、両方とも原作も読んでいて、どちらも微妙に演出が原作と映画では違っているのだけれども、どちらも良いのだ。
補完しているというか、原作もよいし、映画もよい、追加したり違っている部分もあるが、それがまた良いのだ。
漫画と映画では、そのメディアの性質上、それぞれに合った脚本の違いはあるのだと思う。時間的制約だってあるのだろう。
できるだけのことをそこで行うっていうのが、実際はけっこう大変で凡人の自分には「それだけをやる」というのは徹底できていないのだ。
ちなみにヘッダーのポスターはAIに描いてもらった