そんなに大したことでもないのかもしれない。

そんなわけで何にいくら投資するのかを決断するのは経営者の仕事であり役割なのではあるのだが、その金額というか投資の大きさによって、やはり重要性に違いがあるのである。

軽自動車にするか普通車にするか、車種はなんにするのか?

例えば経常利益が100億くらいのでかい企業であるならば、そういうことは経営者が判断する必要はない。

それぞれの部署の担当に任すのが正解であり、どういう経費の使い方をするのが正しいのか、いちいち現場に経営のトップが口を出すことはない。

どのくらいの費用について意思決定、つまりは権限を与えるのかということだろう。

やはり日々動かす金額によって、上司の決済が必要ではあるものの、売上や生み出す利益と経費の比率が、意思決定する際の権限移譲の一つの目安になるのだと思う。

会社の規模が、売上が1億円程度なら、10万円以下くらいなら、経営者ではなく現場に使い方を任しても大丈夫なのだと思う

つまり年間売上が1億くらいあるならば、例えばパソコンの機種選定とかは、もう任せちゃっても大丈なのではないだろうか?

「使いやすければいいよ、予算は15万円までね」というような感じで支持するのだ。

うちの会社であれば、営業トラックのオイル交換とかタイヤの交換とか、そういうのはいちいち社長の許可だの承認だのいらないよ。まぁ事後報告でオーケーですよ、ってことになるし月に1万円程度の買い物であるならば、いちいち許可とらなくてもいいよ、そういうことが言えてるかどうかなのだと思う。

企業の規模が大きくなればなるほど、権限移譲はされていくべきだし、それはしないといけないのだろうと思う。

たとえば、年商が1億くらいの会社で、ホッチキスの芯を購入するのにもいちいち社長の決裁が必要なんていうのはやっぱりどこか間違っているのではないかと思う。世の中にはそういう会社もあるらしいけれども、実際は少ないのではないかしら。

「ハサミ買っていいですか?」とかそういうのはもういちいち聞かなくてもいいよと言える企業になるということは、売上がそれなりに大きくなれば当たり前なんだと思う。

そう考えてみると、経費として自動車を購入するときは、1000万円以下なら何買ってもいいよ、みたいな余裕のある意思決定ができる経営者になりたいな、と思います。

中古車を買うときの意思決定

コストとかいろいろ考えるポイントがあるのが経費としての中古車選びですね。

販売価格、耐用年数、軽自動車なのか普通車なのか、減価償却はいくらになるのか?定額法で計算するのか定率法で計算するのか?車種による使い勝手の違いはどうなのか?税金や保険金額はどうなのか?例えば軽自動車でも車種によって車両保険の価格は変わって来ます。乗用車タイプ(5ナンバー)と商用車タイプ(4ナンバー)だと倍くらい。使用期間も変わってくるかもしれません。

税法や保険の見直し、ガソリン代だって現在と5年後では変わってくるのです。

つまりは単純に比較というのはできないし、いろいろな要素が複雑に絡み合って

すべてを計算して一ヶ月あたりの経費に計算し直して、A車は23890円、B車は25890円だから、経費として考えるとA車のほうが得だ!

税理士さんの書いた本なんかを読むと経費したり減価償却費を計算して中古のベンツがいいですよみたいな結論が多いです。

でもホントはそうならないのです。

そもそも軽自動車と普通車では使用方法も異なってくるし、想定していたこと以外の使用方法が、購入したあとで発生することがってあります。

例えば、売上が3倍になって走行距離が伸びたとか、荷物の取り扱いが増えたのでもっと大きめの車にしておけばよかったとか、逆に売上が少なくなったの、軽トラックで十分だったとか、とにかくもう、いろいろな要素がありすぎて、数値的に「これが正解!」というのは、これはもうないのだなというふうに考えています。

その上、さらに考え方を複雑にしていることがあります。

零細企業の場合は、自動車などの資産は社長の個人資産なのかどうかという要素もあるからです。

自動車を会社の経費で落とすことは零細・中小企業ではごく普通に行われていることです。

中小企業の社長さんや個人事業主の人は、自家用車を経費として給与とは別に考えています。クラウンとかレクサスとか高級車やベンツなんかも、経費として法人の費用に当てることで利益を捻出したり、あるいは人件費を抑えたりもしています。

信用に絡んでくるということもあるかもしれません。

ゴルフコンペに4年落ちのベンツでくる社長と10年落ちのボロい軽トラックで来る社長だと取引先に対する印象は変わってくるし、またどちらを高く評価するかは業界や取引先企業や金融機関の体質企業規模によっても変わってくるし、実際に持っている他の金融資産によっても「信用」というのは違って来ると思います。

信用とかはやっぱり数値化できないわけですよ。

結局人間というのは気分とか雰囲気とか流れで評価されてしまうし、他人の評価でどうこう行動を決めてしまうと、あっちにいったりこっちへ行ったりしてしまうわけです。

もしかしたら高級車を買うことで仕事に身が入る、頑張りが効くということだってあるかもしれないし。

もちろん、年間の売上が3000万円しかないのに、3000万円するフェラーリを買うとかはありえないとは思うのですけれども、ビジネスモデルの組み立て方としてフェラーリを経費としてなんとか計上することができれば、購入することだっったできます。例えばレンタカーにするとか。

まぁ、とにかく経営者であれば、自分の選択を信じるしかないのかなと、結局、無難というかなんか具体的な結論とか正解とかでてこないし、偉そうに「こうすれば間違いない!」みたいな正解はやっぱりないのではないかなと思います。

余ったネジとか

結局使いみちがないので、処分するとか、鉄・ステン・砲金くらいに選別してくず鉄屋さんへもっていくくらいしかないみたいですね。

整理整頓しても、じゃあ使うか?っていうとほぼ使うことがないのですよね。

メルカリに出すというのもありなのかもしれませんが、なんというか労働賃金の方が高くなりそうなので、ようするに手間の割に利益が少なく、まさに割に合わないと考えられるのでまぁしないかな。

簡単な工作物を作るときにでも利用しようかな。

与信管理について

弊社の場合の支払い条件は基本的には以下の通り。

月末締めの翌月20日払い

つまり6月1日から6月30日までの販売代金をまとめて7月20日に支払ってもらう

ということです。

お客さまの与信や売上金額によって、7月31日(翌月末)に支払ってもらったり、8月10日(翌々月10日)という場合もある。

売上金額の多少とかお客様自身の与信によって条件を変えているのは、同業他社との駆け引きだとか、いろいろな要素が絡むからです。

また支払いの手形サイトも最長だと120日くらいまであります。

与信とはなにかっていうと、国語辞典だと「信用を供与すること」とあって、「供与」というのは「相手が欲する物品・利益などを与えること」という意味になります。

きちんと支払ってくれそうだなとか、先払い金や預り金に応じてくれれば「与信枠」というのが増えることになります。

また月々のお買上金額が1万円の取引先と100万円の取引先では当然この与信枠というのは変わってきます。

そしてこの与信枠というのは、自分自信の会社の資本の規模によっても左右されるわけです。

例えば、自社の年商が5億円くらいだとすると、お客さまに対する与信枠は、最大で5000万円くらいでしょうか?

つまり相手が倒産して支払いが滞ったとしても5000万くらいならなんとか耐えられるのではないかと思います。

もし自社の年間売上が5000万円くらいなら、お客さまに対する与信枠は、100万円くらいになるのじゃないかと思います。

もちろん業種や利益率、会社の財務内容によって与信枠というのは幅がありますので、一概に何%とは言うことはできません。

あと、業界の慣習とか平均によっても与信枠は違ってくると思います。

 

弊社の与信枠は、

「このお客さんなら、このくらいの金額なら回収できなくてもしょうがない」という諦めがつくかどうかですね。

諦め方としては

「ハイビジョンテレビの新しいのが変えなかったなぁ」

「軽自動車が新車にならなかったなぁ」

「もうしばらく新車は諦めよう」

とか、そういう感じです。

掛売りしていると10年に何件かは不渡りとか倒産とか夜逃げとかあるわけですよ。

ここ最近だと2006年くらいの頃が一番多かった気がします。

最近は、不払いは少ないですよ。

とりあえず、与信というのは、自社の工事物件の規模によっても変わってきます。総額が5000万円以下の戸建ての建築現場と、5億円以上するようなマンションとか箱物では、その現場に入る業者さんは違っています。

打設屋さんにしても、設備屋さんにしても電設屋さんにしても、業務の進め方も違うし、使用する資材も違うし、いろいろと違いがあるのです。

利益の出し方とか考え方も全く違います。

たぶん、何十億もするような国家プロジェクトっぽい現場だと、まぁ想像もつかんような世界なんだろうなと思いますよ。

国家プロジェクトとかになるとぶっちゃけ「1億円は誤差だから無視していい」くらいの感覚じゃないと仕事が進まないのだと思います。

 

金庫を買った。

新しい金庫の写真

三月に事務所に泥棒が入って金庫が壊され、現金を三万円と少し盗まれた。

企業総合保険といういわゆる損害保険に入っていたので、盗難されたお金も壊された金庫の費用もカバーできたので、金庫が新しくなった分、なんとなく得した気分になったのは秘密です。

弊社の損害保険は「騒擾・労働争議等」も保証の内容に入っています。

つまり現在のアメリカのように暴徒が入り口を破って、ぐっちゃんぐっちゃんにされたり壊されたり盗まれたりしてもほぼ全額保険金でカバーできるのです。

最初、保険契約するときに「この騒擾・労働争議ってなに?」と質問したら。

暴動とか略奪とか、今アメリカで起こってるような事件があったときですよ。というような回答がありました。

自分としては、この下関の自社がある場所あたりで、そういう事件はおきないような気がするから保証を外して保険料がやすくなりません?

と質問したところ、そういうオプションはなかったのです。

あと水没するおそれもない地域なので、それも外して欲しかったんですけれども、外すというオプションはありませんでした。

まぁそれはそれとして思ったのですが、アメリカの暴動で略奪されたお店はそういう保険には入っていなかったのだろうなぁと思います。

で、入っていたお店のオーナーは、やった保険が出る、みったいな感じで、そっちはニュースにはならないってことですよ。

なにか事件や災害が起きたときに注目を集めたり注意を引くのは、準備をしていなかったり被害を想定していなかった人であり、

用心して万全の準備をしていたり、バックアップをいくつも持っていた人は、結果、それほどの損害がなかったので、マスメディアも取材しないのです。

マスメディアはどうしても注目されやすい事件を報道しますから、数多く存在するきちんとできている個人や企業が見えることはないわけです。

でも、保険とか金庫とか、それなりに備えるにも、やはりお金がかかるわけで、なんっというか、自分の身は自分で守るしかないなぁと思う今日この頃です。

 

 

 

IPv6で接続されるのは1台のみ

タイトルで結論を言っちゃってますが、自宅のネット環境をIPv6化したのだが、なぜか接続されない問題だったのですが解決しました。

J-COMさんのページを良く読まなかったので気が付かなかったのですが、1回線に付きIPv6アドレスが一個しか接続できないってことでした。

Fire TV Stickとかスマートプラグを使っているので、そちらが優先されるみたいなんですよ。

ですからPCでIPv6を利用したいと思ったら、ちょっとめんどくさい手順をふまないといけないのですよ。こんな感じで。

  1. 家にある全てのWi-Fiアイテムの電源をすべて落とす。(スマホ、タブレット、アマゾンアレクサ、スマートプラグ、FireTVなど、Wi-fiを利用している機材全部)
  2. ルーターの電源を落とす。
  3. IPv6で接続したいアイテムだけ起動する

これはかなりメンドイですね。

追加IPアドレスは一個1000円ということなので、速度は十分出ているし、自鯖の運用をしているわけではないので、まぁ使わなくてもいいかなと思います。

速度も140Mbpsとか出ていたからまぁいいのではないかなと思います。

あと、ルーターが古いものだったので、無料で新しいのと変えてもらいました。こちらは5Ghzに対応しているので、けっこう早いです。

ノートパソコンのwifiだと、工事前は5Mbpsくらいのスピードしか出ていなかったのですが、そこそこ早くなったので快適です。

 

そんなわけで、かなり快適なネットライフを送れそうですよ。

5Ghlzは壁を隔てるとかなり遅くなるのでそこがネックかな。

ちょっとSNS見すぎかもしれないかも、

Windows用のアプリケーションでManicTimeというのがあります。

タイムトラッカーという種類で、システムに常駐してPCの利用状況をトラッキング・集計するというフリーソフトです。

デスクワークしていると、ついついニュースサイトとかツイッターとかフェイスブックとか見て、調べ物をしているとウィキペディアとかついつい見てしまうわけですよ。

うーむ、こまった。気がつけば一日の3時間をウェブサーフィンに費やしているかもしれないけど、時間を測っているわけではないですから大丈夫だよね。仕事サボっていないもん、

みたいな甘えた精神を立て直す、根性注入棒のようなアプリケーションですよ。

仕事中に見ていたウェブページのタイトルまで、バッチリ保存されますので、変なページをついつい見てしまうということを自粛してしまうのです。

うむ、時代は自粛ですな、自分でコントロールできない欲求を抑えるためにもいろいろなツールを有効に使いたいものです。

ちなみに自分はこのManicTimeは無料版を利用しているのですが、いまのところ十分すぎる性能です。チームごとの管理とか部下が見ていないかどうかチェックするというような利用をしないで、自分の時間の使い方を冷静に観察しようというニーズには無料版で十分だと思います。

ついついFBとか見てしまうなぁと反省しているおじさん(含自分)にとっては自制心を強化するツールだと思うので、導入して凄まじく反省するといいのではないでしょうか?

 

 

200万円は欲しいけれど

去年の7月にたまたまスポットの現場があって、売上がドカンと増えていたんですよ。

で、今年の7月に、とりあえず通常なみの売上が上がったとしても、

「ひと月の売上が前年同月比で50%以上減少する」のはほぼ確定しているのですが、それは新型コロナウイルス感染症の影響ではないわけです。

ですから、当然、申請とかするつもりは全くないです。

そりゃ200万くれるっていうのならいただきたい。いただけるものならいただきたいですけれども、なんか、そういうズルいというかセコいというか、ちんまりしたことでお金を得ることができたとしてても、なんというか、

運気のようなものが下がってしまうと思うのですよ。

給付金というのは本当に困っている人に支払われるべきものだと思いますのです。

でもまぁ給付金詐欺とか、助成金ゴロみたいな、怪しいコンサルみたいな人もたくさんいるのだろうなという気もします。

 

助成金欲しさに休業したりとか、うまくいえないのですが、おカネもらうためになにもしないというのは、経営者としてはどうなのよ、という気持ちがします。

やることやるだけやって、努力に努力を重ねて、それでも半分いかなかった、というのはわからなくもないのですが、

「たすけてくれー」「政府がせきにんをw」とか全然自助努力をしていない人がお金をもらえて、ものすごい頑張って、なんとか6割売り切ったという企業があれば、やっぱり応援したいのは後者であり、助かってほしいのは、そういう頑張ってるお店さんなわけですよ。

でも、なんというか補助金とか助成金というのは、なんか「あんましがんばってない会社」「社員をぞんざいにする会社」がもらえて、むしろ「きちんと経営をしている」「社員を大切にしている会社」は貰えんような制度設計になっているように見えてしまうのですよ。

昔から思っていたんですけど、助成金とかってあてにしたり、使ってしまうことになれてしまうと、本当に経営者としてはダメになってしまうイメージしかないのですよ。

なんというか乞食根性というのは、一度堕ちてしまうと抜け出せないような気がするのです。

マスク(医療用じゃないやつ)

マスク余ってきてるかも

建材店ルートというか資材店ルートでマスクが流通しつつある。うちの会社の仕入先からも「マスク5000枚とか1万枚とかでオーダーしませんか、納期は3週間くらいっすよ~値段は1枚50円くらいです~」というような案内が来ていて、テレビのニュースなんか見てると路上で50枚入り一箱3000円とかで売られているのだが、あまり売れていないみたいなニュースもみられたりしていて、連休明けには暴落が始まって、3箱1000円になるかもしれないなぁなんて気がしております。

建材店ルートというのは、もともと工事現場というのは埃っぽいもんですから、防塵マスクなども取り扱ったりしていてマスクを取り扱ったりしていたのですよ。

当然最近の防じんマスクは中国製のものが多かったのですが、コロナ騒ぎで輸出されなくなったりしてまいったなぁ、となっていたんですけれども、先日輸出が再開して、中国の工場からマスクが入ってくるようになってきたということらしい。

でもまぁ高いですよね。

1枚50円というのは、高いですよ。以前の価格は50枚入り398円とかでしたから1枚あたり7.96円ですよ。通常価格の約6倍ですよ。

通常価格の6倍ということは、吉野家の牛丼540円(税込)が6倍で3240円ですよ。

払いますか、吉野家の牛丼に3000円。めったに食べられないわけではないです。もう少ししたら注文したすぐに食べられるようになる。

来週には540円でいつでも食べられるのに、3000円出してどこの誰が作ったか、原料もよくわからない牛丼を食べますですか?

私だったら食べないですよ。

もうアホか、なんでそんなもん買わないといかんねん、ですよ。

まぁ我慢して2倍ですよね。2倍でも高いか、許せて1.5倍くらいまでなら買ってもいいかもしれません。

 

で、日頃、洋服とかアクセサリーとか布製品っぽいものを取り扱っているお店が布製マスクを売る。これはわかります。理にかなっているし取り扱う理屈もわかるし、売る理由もまぁ納得できるわけです。 お客様に感謝の気持ちとかね。

でも不織布マスクは違うだろう、明らかにバイヤーというか得体のしれないなんか企業だか個人だか怪しい人が間に入ってる臭がするんですよ。

昨日までタピオカを売っていたのにマスク100枚4980円ですよ、なんなんでしょうか?

経営者としてはそういう商売はしてはいかんと思うのですよ。

この時期に急にマスクを売り始めるのは信用をなくすからやめたほうが良いですよ本当に、手に入ったなら従業員で使うとか、知り合いに配るとか、自分だったらそうします。

大阪の商社さん、そんなわけで1枚50円は高いので買いません。

 

三密はお坊さんのありがたい教え

ツイッターを見てると東京の方がテレワークしようとしたら家の前で工事が始まって音がうるさくてどうしよう、というような書き込みがあって、なんというか工事現場は動いているんだなと今更ながら気がついた。

緊急事態宣言でも「電気・水道・ガスなどのインフラ」は止まらないと言われたので止まらないわけですよ。

それから現場作業というのは基本的に三密になってるように思います。

もともと換気が大事なので密閉されていないように工夫するのが当然ですし土木工事であれば屋外ですからそもそも密閉しようがありません。

密集にしても、作業中は近づかないのが当たり前ですので密集して作業することはほぼないです。

密接というのも近づいて会話をするというのもないですよね。作業中は私語はあまりしないのです。

 

さて、この「三密」というのはもともと仏教用語なんですね。知りませんでした。

真言密教についてというページを見ますと

一般の仏教では、

「人間は皆、抜け出し難い業を背負っている」

ととらえ、その業=罪を生み出す元とは、次の三つ=三業であると説きます。

【1】人間が身体で行った罪(行為の罪)

【2】人間が口で喋った罪(言語の罪)

【3】人間が心で思った罪(意識の罪)

これに対し、真言密教では、この身・口・意の三業を「業」とはとらえず、「三密」と呼び、この身・口・意を使ってこそ、仏になれると説きます。

密教という名称は、この三密に由来しています。

つまり、仏様だけが仏なのではなく、我々も同様に仏であり、本来仏たる資質を備えている。

そして、たとえスケールは違っていても、我々も他の人に代わってもらうことのできない独自な仏としての役回りを持っている。

だから、「仏と我々の身体・言葉・心の三種の行為の形態が、不思議な働きによって感応しあう時、速やかに悟りの世界が現れてくる。 (三密加持)」と説きます。

うひゃぁ、なんか三密ってすごいありがたい教えじゃないですか。

お坊さんのありがたい解説もあります。以下転載。

今の社会で求められる三密修行とは

 今の社会において、三密の修行とはどのような修行でしょうか。私が思いつくものを挙げてみます。

◆身密(からだ、行動)
・自分の行動を見直し、「今」大事なものを見極める
・自分勝手な行動はしない。自分さえよければそれでいいという気持ちで行動しない
・みんなのいのちを守る行動を取る
・できる範囲でからだを動かす
・一日一回は笑う
・手を洗い、身を清める
・栄養と睡眠を十分にとる

◆口密(ことば、発言)
・自分の言動を見直し、正す
・自分の事を棚において人の悪口ばかりを言わない(インターネットに書き込まない)
・人の揚げ足をとらない
・電話やインターネットなどを通して友人とたわいもない話をして気分転換する
・うがいをしっかり行い、口を清める

◆意密(こころ、考え)
・毎日1分でも自分のこころを見つめる時間をつくる
・自分のこころの揺れ動きを観察し、自分のこころを乱すものに気づく
・こころをありのままに見て、本来の自分に気づく
・様々な情報をむさぼり、こころを惑わされない
・自分だけでなく他者に気配りをし、行動に移せるものは移す
・今できる範囲で、自分がリラックスできること、こころが豊かになることをやってみる
・深呼吸をしてこころを落ち着かせる

 

いや、ほんとうにそのとおりですよ。わたしも精進します。

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