けっこう忙しかった

連休があけまして、止まっていた現場も動き始めました。今週の後半くらいからいそがしくなるかなーと思っていたのですが、今日からけっこうバタバタと現場が動き始めました。

おかげさまで、今月はそれなりに現場が動いているのでありがたいことです。

緊急事態宣言もなんとかこのあたりは解除されそうな雰囲気ですよ。

実際、緊急事態と言っても東京や福岡のような大都会とちがって、あまり危機感がないような気がします。

身近な人に感染者がいるとか、知り合いが入院しているということがないので、そんなに気にならないというか、本当に緩んだ感じしかしなくて申し訳なく思います。

コロナショックと言われた世界同時株安からだいたい二ヶ月くらいが過ぎたのですが、ここに来て倒産とか店じまいの話がネット上でちらほらと見られるようになっているのですが、自分の知り合いの経営者の人は、なんとか頑張って踏みとどまっています。

弱音をはいていないでやせ我慢しているだけなのかもしれませんけれども、本当に頑張っていると思うんですよ。

なんとなくこの騒ぎが終わったあとはドカンと消費というか需要が戻ってくると思いますし、この大変さを乗り越えたらなんというか称号というか、本物というかブランドというものが得られると思うのです。

「生き残ったんだからすごくいいお店に違いない!」みたいな評判というか信用が構築されるのではないでしょうか?

「うちは本業で勝負だ!」

「休業中も商品開発を頑張っていたぜ!」

「より品質を上げて復活したぜ!」

みたいな勢いのある本物だけが醸し出す雰囲気というのでしょうか?

自分の商売に信念と情熱と愛情を持って、もうそれが匂い立つというか、お客さんが

「いや、マジで利用できなかったんで、メッチャ参ってた」

「あんたのお店に行けない日々がゴッツ辛かった」

「開くのを楽しみにしてたんよ」

と言ってくれるようなお店が実際生き残ってるんではないでしょうか?

というか生き残って欲しいと思いますよ。

 

本当に必要とされるお店であれば3ヶ月くら店が閉まっていたとしても一ヶ月の売上で三ヶ月分取り返せるくらいの売上があるのではないかという気がします。

 

月に一回行ってたお店にとりあえず週1回、あるいは10日に一回いけばいいわけですよね。

新規顧客でなく常連さんがいつもの3倍お店に行くだけで一ヶ月で取り戻せる、そういうサービスであれば大丈夫なんではないでしょうか?

とりあえず、来月は家族でカラオケに行こうと思いますよ、

 

 

今年は展示会は行けそうもない

展示会に行けそうもないという以前に、展示会そのものが開催されそうにないということで、展示会関連の企業の人は本当に大変だろうなと思います。

人を集めてなんぼの商売というのは、無くなることはないとは思うのですが、なかなか見通しが立たない。

今年いっぱいは厳しそうですし、年明けてからも元通り、以前と同じ水準になることはないと考えてビジネスモデルを組み直す必要があるのでしょう。

仕事というものが「人と人とのつながり」の上に成り立っているものと考えるなら、すべての仕事がコロナショックの影響を受けるわけで、仕事の組み立て方を変える必要があるのだろう。

そういう時代の変化についていけるように勤務体制であるとか仕事の流れや仕組みを変えていける、あるいは変えていってる企業はやはり強いのだろうと思う。

「そんなことする必要ある?」って言われるくらいのことをしていた会社が、けっこう今回のショックを乗り越えて行ったりしていて、「早めに始めておいてよかった」「やっておいてよかった」というような状況がよくある。

こういうパンデミックリスクについては、なんとなくであれ、考えていた会社ってやっぱりあるし、こういうときは慌てないことが大事なんだと思う。

ITリテラシーがあるなぁ

自分が思う、ITリテラシーがあるなぁと思う人の特徴を書き出す。

  1. SNSはtwitter,FB,Instagram,の3つはアカウントを持ってる。
  2. Twitterアカウンは3つ以上持っていて使い分けている
  3. ブラウザはChromeを主に使用(でも銀行とかでIEも使う)
  4. Chromeの拡張機能を5個以上は使ってる
  5. 自分のドメインを持ってる
  6. メールアドレスならいくつでも自分で増やせる
  7. FTPを使える
  8. WordPressくらいならインストールできる
  9. CSS、HTMLはちょっとは改造できる。色を変えるとか大きさを変えるとか
  10. ベクターでフリーソフトを検索してインストールして使える(縮小専用とか)
  11. ファイル名や商品コードなどに「/*,.:;」などを使わない
  12. ファイル名に禁止文字があるということを知ったときに「どうして教えてくれないんだ」とか文句を言わない。
  13. わからないことがあれば、とりあえず人に聞く前にググる
  14. 思い通りに動かないときに「どこか設定や文字が間違っているに違いない」「自分の知らないことがあるのかもしれない」と考え「これはプログラムやマシンの性能のせいだ」と考えるのは一番最後。
  15. パクツイをしない
  16. 違法ダウンロードや違法コピーを使わない
  17. 攻撃的でない
  18. ダイアログが出てきてもビビらない。(とりあえずググる)
  19. プリンターの設定ができる
  20. メモリの増設ができる
  21. バックアップをしてる
  22. UPSを使ってる
  23. モニターは大きめかダブル
  24. PCの起動時間は30秒以内じゃないとちょっとイラッとする
  25. 必ずソースに当たる
  26. 中庸
  27. 好奇心旺盛
  28. NOTEのアカウントを持ってる、一応使ってる。
  29. 有料メルマガや有料コンテンツ・サービスを複数利用している
  30. デマを拡散しない
  31. ”HELLO WORLD”でピンとくる
  32. 「レディ・プレイヤー・ワン」「攻殻機動隊」「her」「電脳コイル」古いところでは「ブレインストーム」「トロン」あたりの映画の話ができる。「デモンシード」とか「デビルスピーク」も知ってる。
  33. MacもWinもとりあえず触れる(アプリのインストールはできる)
  34. ショートカットキーを使う、Ctrt+C,V,S,Zとか、Win+dとか
  35. 「Altキーってなんに使うの?」なんてことは言わない
  36. googleアカウント、アップルID、のいずれか、または両方を持っている
  37. ブラインドタッチができる
  38. F7とかF8キーとか使ったりする
  39. ネットが匿名なわけないじゃんと思っている
  40. メールの添付ファイルをの拡張子は必ず確認する
  41. タスクスケジューラで良さげなXMLとBATを見つけてインポート・設定ができる。

とりあえずこんなところでしょうか。

200万円は欲しいけれど

去年の7月にたまたまスポットの現場があって、売上がドカンと増えていたんですよ。

で、今年の7月に、とりあえず通常なみの売上が上がったとしても、

「ひと月の売上が前年同月比で50%以上減少する」のはほぼ確定しているのですが、それは新型コロナウイルス感染症の影響ではないわけです。

ですから、当然、申請とかするつもりは全くないです。

そりゃ200万くれるっていうのならいただきたい。いただけるものならいただきたいですけれども、なんか、そういうズルいというかセコいというか、ちんまりしたことでお金を得ることができたとしてても、なんというか、

運気のようなものが下がってしまうと思うのですよ。

給付金というのは本当に困っている人に支払われるべきものだと思いますのです。

でもまぁ給付金詐欺とか、助成金ゴロみたいな、怪しいコンサルみたいな人もたくさんいるのだろうなという気もします。

 

助成金欲しさに休業したりとか、うまくいえないのですが、おカネもらうためになにもしないというのは、経営者としてはどうなのよ、という気持ちがします。

やることやるだけやって、努力に努力を重ねて、それでも半分いかなかった、というのはわからなくもないのですが、

「たすけてくれー」「政府がせきにんをw」とか全然自助努力をしていない人がお金をもらえて、ものすごい頑張って、なんとか6割売り切ったという企業があれば、やっぱり応援したいのは後者であり、助かってほしいのは、そういう頑張ってるお店さんなわけですよ。

でも、なんというか補助金とか助成金というのは、なんか「あんましがんばってない会社」「社員をぞんざいにする会社」がもらえて、むしろ「きちんと経営をしている」「社員を大切にしている会社」は貰えんような制度設計になっているように見えてしまうのですよ。

昔から思っていたんですけど、助成金とかってあてにしたり、使ってしまうことになれてしまうと、本当に経営者としてはダメになってしまうイメージしかないのですよ。

なんというか乞食根性というのは、一度堕ちてしまうと抜け出せないような気がするのです。

連休が終わった。

企業によっては10日までお休みのところもあるかもしれないけれど、弊社はカレンダー通りなのです。

自分は今日明日が出社、土曜日は事務所は営業しているのですが、人数が半数出社なので、自分も休日になってます。

で、日曜日は休業日でございます。

本格的に5月の現場が動き出すのは来週からの予定。

とはいえ今日はけっこう忙しかったような気がします。ご注文いただけるというのはありがたいものですな。

今年の連休は遠出することもなく家でゆっくりしていました。

うちの猫もゆっくり寝ております。

それにしてもコロナ対策というか感染症対策。どういうやり方が正しいのか、自分の会社のBCPでは以下のような感じでした。

    • こまめに手を洗う。
    • 食事の前は必ず手を洗う。
    • 熱があるときは出社しない。
    • 具合が悪いときは出社しない。
    • 具合が悪くなったら早退する。
    • 社員本人または社員の同居者が新型インフルエンザなど感染症法に基づく指定感染症にに感染した場合。新型インフルエンザなど指定感染症の罹患を診断された場合には、解熱し平熱になった日を0日目として2日間、また、発熱から7日間のいずれか長い期間を自宅待機とする。また、季節性感冒など通常の感染症に罹患した場合、解熱し平熱になった日を0日目として2日間自宅待機する。
    • 感染症による休業として休業手当を支払い雇用調整助成金を利用する。

で、今回変えたのが

  • 社員本人または社員の同居者が新型インフルエンザなど感染症法に基づく指定感染症にに感染した場合。新型インフルエンザなど指定感染症の罹患を診断された場合には、解熱し平熱になった日を0日目として7日間、また、発熱から14日間のいずれか長い期間を自宅待機とする。また、季節性感冒など通常の感染症に罹患した場合、解熱し平熱になった日を0日目として7日間自宅待機する。

ということで、熱が引いて2日休むというところを14日に伸ばす。ということにしました。普通のカゼは7日くらいにしました。

まぁ、会社そのものを休みにするとか、営業をしないとか、時短するとか、人数を減らすとか、そういうことはしないのが正解なのかなと考えています。

基本的には「具合が悪いときは会社を休む」というのを当たり前にするということですね。

ちなみに感染症による休業は有給休暇に含まれません。あと、賃金は6割支払うということで対応しようかなと思っています。

あと雇用調整助成金は申込みしてみようとは思いますが、なんかもらえないかもしれんくらいの気持ちです。もらえたらラッキーくらいかな。

過去にインフルエンザで社員が4人(全部で8人)同時に休むという状況があったのですが、そういう場合はそういう場合でなんとか対応できたので。

なんとなく、ロックダウンとか自粛というのは、これからも何回か繰り返されると思うのですよ。

でも、うちの会社とか業界というのは、営業停止にはならないと思います。(インフラを担っているから)

ゼネコンとか大手ハウスメーカーは止まったりしているところもあるようですが、地場の工務店さんとかはそこまで自粛してはいないです。

また自粛することもないと思います。

基本的には

「風邪になったら休む」

「手を洗う」

「人混みを避ける」

という当たり前の対応をするだけです。

 

 

 

次に同じことがおきたらどうする?

とりあえず自分のGWは今日で終わりです。

明日・明後日お仕事で土日はお休みいただく予定ですよ。

今年の連休はまぁどこに出かけるでもなく家でゆっくりというかダラダラと過ごしておりました。本もあまり読めなかったです。

そのかわり家の掃除とか進みましたな。

で、カレンダーというか暦。

古代エジプトで毎年ナイル川が氾濫するのにカレンダーが役立ったと言うことです。

人間は周期によっていろいろな予測や対策をすることができます。そういう意味では文明社会にとって暦というのは切っても切れない関係なのでしょう。

暦があるから、来年の今頃はこうしよう、とか、3年後にああしようなんて予定を立てられるわけです。

で、地震とか台風というのは、なかなか平準化できない。

毎年必ず起こるし世界全体での合計値を見れば、一定数で予測が可能なんですけれども、被害が局地的なので「それがどこで起きるのか」というのは予測できない。

予測できないから対応するコストがかかるということになります。

カレンダーにしても天気、その日が晴れであるかどうかまでは予測できませんが、平均を取ると、この月は雨が多い、とか、このあたりから雪が積もるなんてことを予測して対応をとることができる。

確率の問題です。

地震も台風も起きる確率はゼロではない、ただ自分の身にふるかかるような災害につながるかどうかはわからない。

住んでいる場所にもよるし、ただ、頻度を考えると耐震構造の家にするとか、暴風の工夫をするとか豪雨に備えるとか、リスクに見合ったコストを掛けて、実際にそれがおきたことに対処し、工夫するのが人という生き物だと思います。

 

感染症にしてもワクチンを作ったり、公衆衛生の知識を高めたり行動を変えることで、次に備えるということはできる。

 

肝心なのは「次に同じことがおきたときにどう対応するのが正解なのか?」

そのことがある程度わかるのに1年2年では短いということです。

最低でも10年、同じような感染症が何度かおきて、そのたびにいろいろな対応をとってどのやり方が正しかったのか、どのやり方が間違っていたのか、いろいろな答え合わせをしていかなければいけない。

今日は「正解だ」とされている手法が半年後には「間違いだった」ということになり、さらに5年後には「やはりあのやり方が正解だった」ということになることもたくさん見られると思います。

正解にたどり着くためには一世代分の知識や行動の更新が必要なのではないかと思います。だから25年から50年くらいかけて、次の正解を見つける時代になるのだろうと思っています。

「まぁなるようになる」

諦めに似ているかもしれませんが、けして諦めているわけではないです。

たぶん、孫の世代から「うちのじいちゃんはアホなことしてたな」と笑われるような失敗もたくさんするのでしょう。

でも「その失敗があったこらこそ今の自分達がいる。」そんなふうに孫たちが話している未来を想像するのは案外いいものです。

 

「そんな先のことよりも、今とにかくなんとかしないと」そういう困っている状況もある。

なんというか頭に銃を突きつけられて「AかBかどっちか選べ」みたいな状況もある。

もしくは「Bしか選べない」とか。

「とにかく選択肢がないんだ」と。

 

でも自戒を込めて言いたい

「選択肢がないのは自分の知識不足が原因」

知っておくべきこと、やるべきこと、やっておくべきだったこと、だからこそ自分を救うのは自分でしかないのだと、覚悟を決めること。

 

子供に「どうして勉強しないといけないの?」そういう質問をされたときに、

「人生の選択肢を増やすためだよ」という返しをしています。

「勉強しないと選択肢がどんどんなくなっていくんだ」それは確かに自分自身の実感であり反省でもあります。

「もっと勉強しておくんだった」と思うのは選択肢があまりないときです。

これから先の時代は「選択の機会」「決断の機会」がこれまでの時代よりも増えると思います。

選択や決断するときに役立つのは、知識と経験です。

今は知識と経験を増やす時期なんだくらいに考えて、あたらしい生き方のカレンダーや地図を作ってる最中なんだと考える。

新しいカレンダーが必要で、

それを作っていくのは自分であなたで他の人々で、

そのためにネットをうまいこと使って、知恵を合わせて、うまいことやっていくしかないと思いますよ。

変わったのは世界ではなく「自分の見方」と「自分の感じ方」なのだと思います。

春の陽気になか、家の中から窓の外を見るとき、ひばりの声が聞こえたり、風が入ってきたり、鼻がムズムズしたりするのを体感すると、世界はいつもどおりなんだなと思います。

人生は長い、変化を楽しもう、まずは何を始めよう?

そうやって新しい日常を楽しんでいこうと思います。

来年どうなってるか予想することはできません、状況がもっと悪化しているかもしれない。

けれども10年後20年後は、たぶん良くなっていると思います。

それは信念です。

未来を作るのは予想ではなく信念なのだから。

信念がありゃなんとかなります。

もちろんそれを突き通すために正しい知識や戦略が必要なんで、使えるものは全部使いましょう。

 

なんか図書館は使えるようになるみたいですし。

 

あと地上波TVは見なくていいと思います。とくにワイドショーとか。

PCはパーソナルコンピューター

PC、いわゆるパソコンというのはパーソナルコンピューターの略語なわけですよ。「パーソナル」というのは「一個人」という意味ですから、やはり「一人一台」というのが基本なのだろうなと思います。

そうなると子供にも「一人一台」というのが基本になる。

親と一緒のマシンを使うとか、リビングに置いて共有して使うというのは、やはりパーソナルコンピューターとしての本領を発揮できないのであろうなと思うわけですよ。

でも。パソコンって高いですよね。値段しますよ。

確かにノートパソコンとかでやすいのだと3万円くらいでもあるのですけれども、なんというか「情報発信の道具」として使いこなせるレベルのものになると、モニター別で8万円くらいは出さないといけないような気がします。

モニター込みだとやっぱ15万くらいするのは、そこそこの性能を考えると必要な気がする。

そうすると子供が二人いるから30万円くらいかかるわけですよ。

で、10万円もらえるらしいのでやはりパソコンが一番いいのかなと思うのです。

iMacいいなぁ、自分がほしいくらいだったりして。

「概説日本思想史」ミネルヴァ書房

古事記や日本書紀の時代から始める日本の思想史をそれぞれの時代で客観的に解説した本。

ぱっと見、高校の教科書っぽい表紙なのですが、内容は大学の「日本思想史」というゼミの参考書籍っぽい感じ。

一般教養としての日本の思想の変化をそれぞれの時代の宗教観や政治形態を交えて社会的な視点から「日本の思想」の形えをざっと知ることができる。

「日本的な思想」とは何なのか?日本人なら当然というような思想や考え方というものは、実は結構多様性があって一筋縄にはいかないのだなということがなんとなくわかる。

仏教的であったり国学であったり、尊皇攘夷とか、時代時代の考え方や思想について、自分がほとんど知ってないということに、このままではいかんなぁと反省してしまうのだ。

時代が大きく変わろうとしているときに、その流れがどう向かっているのか、濁流の中では自分がどこに向かっているのかわからない。

わからないからこそ、その濁流から一度抜け出て、離れた岸辺からその流れを観察することを大切にしたいと思う。

できるだけ遠いところから、その流れ全体を見渡せるよう時間や空間のレンジを広げて観察する姿勢を忘れないようにしたい。

同じように世界の価値観や目標、方向性も大きく変わろうとしている。

だからこそ学術的な本をたくさん出してるミネルヴァ書房さんはかっこいい出版社だと思うのだ。

 

この本は3200円とちょっと高いけど、字も小さくて新書よりも読み応えがあるのでコスパはいいと思います。

 

あれ?こんな話だったっけ?

「タイムマシン28000年」という本がありまして、この本は僕が小学生の頃初めて自分で買ったSF小説だった記憶があります。

インパクトのある表紙デザインだったので、話の内容はあまり覚えていなかったのですが、けっこうワクワクしながら読んだ記憶があります。

「時間とはなにか」とか「相対性理論がどうの」とかなんか頭良さそうな内容があったり、女の子を助けに行って悪いやつをやっつけるみたいな話。

大人になって古本屋さんで同じ本を見つけて何年か前に再購入しました。その時も一回読んでいるはずなのですが、話の内容が記憶にない。

 

で、この連休にちょっと機会があったので読み返してみましたよ。

まず、目次からイカスデザインです。

挿絵もサイケデリックで70年代っぽさが芳しいです。

さて肝心の内容ですが、

実験していたらたまたま未来の景色が見えた。

そこでさらわれた女の子が叩かれたりいるので、助けに行こう。

という話なんですけれども、なんというか、悪役の人もそんなに悪い人ではないような、むしろ圧政をする王を倒そうとするのが当たり前ではないのかと思ったり。

えー、そんなにバンバン殺しちゃっていいのかなーというような、

「うーん、とにかくお前は悪いやつみたいだから殺す」みたいな、昔のアメリカというのは、あまり物事深く考えていなかったのだな、という感想。

原題は「THE MAN WHO MASTERD TIME」で、今調べてみたら初版は1956年ですよ。

このころの映画はとにかく「悪」がものすごく単純化されていて、SF映画だけでなくインディアンが出てくるようなウェスタンにしても、勧善懲悪がごく普通にかかれています。

宇宙戦争(1953年)とか見ても、宇宙人に対して話し合いとかコミュニケーションをまず取ろうよとか、そういう葛藤もなにもなくいきなり攻撃しますからね。

おいおい、アメリカって大丈夫か?喧嘩っ早すぎるけど、いいのかこれでって感じですよ。女性蔑視もあたりまえのように表現されていて、今の時代にはちょっっとこれはないよな、っていうのもあるとは思うのですが、古い作品を見ることで、いろいろ時代の変化に気がつくのでたまに見るのもいいのではないでしょうか。

なんてことを思いました。

インターネットの戒律

これも古い本ですね、1997年の出版ですから今から23年前です。

IT関係の書籍は普通三年もすると使いみちがなくなります。出版から10年もすぎれば全く使いみちがないものがほとんどですよ。

例えば2010年に出版されたPHPの技術書は今は使えません。

いろいろな死語もあります。

例えば「ネチケット」

今、この言葉はほとんど使われません。

Google Trendsで「炎上」を検索すると、昔っから燃えてるのがわかりますし、2005年頃は炎上のことをフレームとかフレーミングとか言ってたのも懐かしいです。

2009年の2月に「炎上」というキーワードが突出しているのですが、なにかあったのかな。と思って調べてみるとこんな記事がありました。まぁそれはどうでもいいのでここでは割愛。

 

僕が自分のホームページを初めて作ったのが確か1997年

ネットにデビューして23年ですよ。

そこの大学生の君、おぢさんはね、君が生まれる前からネチズンだったんだよ。

よく「昔のネットはよかった。頭のいい人しか使っていなかったし、今みたいなバカなことする人はいなかった」というような語りをするおじさんがいます。

僕はそうは思わない。

昔から悪いやつはいたし、とんでもなくてくだらなくて意地が悪くて下品で下世話で救いのないコンテンツはいっぱいありました。

ものすごくゲスい匿名掲示板サイトとか、出会い系のなんかよくわからないBBSとか、常に炎上しているメーリングリストとか、パティオとか、

で結局なにが言いたいかというと「インターネットの戒律」はこの二十年間変わっていないということです。

原理原則は変わらないからこそ原理原則なのでしょう。

 

あと、今回のネタを書くときに「電波ニュース」とか「1ch」とか懐かしいさとともに、炎上するツイッター界隈を見ると、人は変わらないなぁというい思いをさらに強めるのでありました。

 

 

 

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