新卒の初任給と3年間の研修費

新卒の人は、最初の何年間かは利益を生まない。

産まないというよりも、むしろコストが掛かったりする。

電話のかけ方や挨拶、仕事の進め方、覚えることがたくさんあるし、最近の人はキーボード入力したことがない人も多い。

最初の3ヶ月位は入力速度も遅かったりする。

3ヶ月から半年くらいで、やっと初任給なみの仕事ができるようになると考えたほうがいい。

これは普通の事務職とか配送とかそういう業種の場合だ。

 

一方技術職的な仕事、一人前になるのに10年かかるとか、最低でも3年は現場をこなさないとダメとか、いわゆる「職人」と呼ばれるような業種の場合は、ある一定のレベルに達するまでは、「研修費」を差し引かれた給与が手取り金額だと考えれるかどうかだと思う。

大工仕事なんかはとくにそう、5年仕事をしても給与が上がらないとか、そういうものではなく、人によって差はあると思うけれども5年と3ヶ月めから給与体系が変わるとか、そういうものだと思う。

ある程度仕事ができるようになって、一つの現場をまるごと任せてもらったりすると給与が一気に増えるとか、そういうものだと思う。

入社して1年目と5年目で仕事の内容にそんなに変化がなければ、当然手取りが増えるわけなく、去年と今年でやっている作業に変化がなければ、給料も増えない。

 

そう考えると、10年間勤めて、給与が上がっていない場合、

やっている仕事の内容や質や量が成長していない

そもそも、その業種ではそれ以上の給与は出さない。

のどちらかなのだと思う。

 

前者の場合は経営者がダメなのかもしれない。

後者の場合は、給与を増やしたければ転職するしかない。

 

会社が成長していて、前年比20%で売上が増加しているとか、社員数が毎年30%ずつ増えていて、毎月のように営業所がふえていっている、というような会社であれば給料も増えていくかもしれないけれど、この数年間、新しい営業所や支店ができていないなぁというような会社(弊社)だと、10年目まではなんとか昇給するけれどそれ以降は昇給はないと考えておいたほうが正解なのだと思う。

経営規模が大きくならない限りは、社員の給与は増やせない。

ゴーイングコンサーンは大事だけれども、経営者は企業を成長させてナンボなのだ。やっぱり人をたくさんやとって、売上も利益も増やしていかないとダメなんだと思う。

それか、成長した社員に転職してもらって、そこでもっと社会貢献してもらうというかなんというか。

どっかのプロ野球チームみたいに、選手を育てて、いい成績が出るようになったらドラフトに出すみたいな、戦略もありなのかもしれない。

業務日報の内容は誰のモノなのか

建設キャリアアップシステムについていろいろ調べてみると、

要するに職人さん一人ひとりの業務記録を残してその情報を共有化するということですが、そうなってくるとその内容は誰のものかと言うのが問題になるのか

と思った。

金子商会でも社員には業務日報を書いてもらっている。

どんなことがあったか、

お客様からこのような問い合わせがあったのでこう答えた。

注文内容はコレコレで納品をいついつまでにする、あるいはした。

そういう「社内で共有すべき」情報が記入しているわけですよ。

 

で、その内容というか記録はやはり法人のものであろうなと思います。

例えば顧客情報もあるので、社員がやめるときに、

「自分の書いた日報のコピーをください」

なんていわれても、それはできないなぁと断ることになりそうです。

 

工事現場での進捗情報とか共有情報というのは基本的に関係者以外は閲覧禁止になっていると思います。

ですから、職務履歴書として業務日報に記入した情報を、個人の持ち物としてあつかったり持ち出したり所有することはできないというか難しそうでありますよ。

現場名であるとか、第三者のプライバシーに触れる部分は情報としては所有でないと考えたほうが良さそうです。

イニシャルでもいいのかと考えたりしたのですが、

「世界的に有名なY邸の正面玄関の施工に携わりました」

と書かれていたときになんか情報として盛ってしまいそうな気がしますよ。

履歴書といってもいいことしか書かれていなかったりするので、日頃からその人の発信する情報や仕事を実際に見ていないと難しいところはあるのかなと思います。

 

ただツイッターとかブログとかで、3年以上情報発信したり、プライバシーを侵害しない範囲で現場の施工情報などを豆に報告していると、その人はちゃんとしているなぁとか、評判や信頼につながっていく情報が積み上げられていきますよね。

 

である閾値を突き抜けたりすると今度はお客さんの方から指名入で紹介されるようになったりするわけですよ。

お施主さんが

「私の家のこの壁の漆喰は、職人のタナカタカシさんが、こんな感じでやってくれたんですよ。あのタナカさんですよ。」

という感じでツイッターでつぶやいたりSNSに書き込んだり、ブログを書いたりするわけですよ。

情報発信だとかSNSでつながっていくというのはそういうことですよ。

フェイスブックで注文を頂いたとか、ツイッターを見て来店してもらったとか、そういうことは、常日頃からお客様とのあいだに信頼とかそういうのがしっかりあって、評判を上げてくれる、そういうことがあってこそ価値が生まれてくると思うんですよ。

 

「今日もエエ仕事をやったなぁ、我ながら自分よう頑張った」

そういうつぶやきと一緒に成果物の写真を一枚アップするだけでSNSマーケティングなんて9割だと思います。

継手ねじ込んだだけの写真一枚でも、ぜんぜんオッケーなわけですよ。

 

じゃんじゃんそういうことをしていったら、もしかしたら建築キャリアアップシステムとかいらないような気がしますよ。

給料の話

金子商会は給料日は毎月25日です。

25日が日曜日や祝日などで休業になるときは、その前の日に給料を渡すことになっています。

「渡す」と書いたとおり、当社はお給料や賞与を封筒に入れて手渡ししています。

給料袋には明細書とワープロで書いた社員向けの手紙を1枚入れています。

手紙には約16ヶ月分の月別年次移動合計。

会社の月末時点での有利子負債残高(ようするに銀行から借りているお金の残高)と当月分の返済金額。

金子商会のクレドとか社長なりのやってみたいこととか、そういうことをメッセージにして毎月手渡ししています。

ちなみに今月の一部分はこんなことを書きました。

前略、今月も業務に専心いただきありがとうございます。9月も終わりに近づき朝晩と冷え込むようになってきました。体を冷やして風邪などひかないようにお互い気を付けましょう。

 さて、先月までの年間売上移動合計は、

7月  ◯億◯004万円   8月 ◯億◯845万円     9月◯億6◯97万円
10月 ◯億◯759万円   11月◯億6◯02万円   12月◯億◯633万円
1月  ◯億◯397万円   2月 ◯億◯899万円   3月◯億◯629万円
4月  ◯億◯326万円   5月 ◯億◯325万円   6月 ◯億◯697万円
7月  ◯億◯094万円   8月 ◯億4◯32万円

 となっております。

 8月単月の売上金額は約◯◯万円、前年同月の売上は約◯◯万円の売上で4%のプラスとなっています。なんとか平年並みをキープしたものの◯◯万円に届いていないので経営者としてなさけないと反省しております。

 来月10月のクレドは「数や量を考えて用意します」です。

 9月は最大級の警戒が呼びかけられた台風10号が接近し金子商会も屋根が一部飛んで破損するなどの被害がありました。毎年大きな台風が必ず日本のどこかにやってくるのが当たり前だと考えて対応しなくてはいけません。台風に備えることにも「数や量を考える」ことが大事です。10月の中頃までは台風接近に用心しておきましょう。

 こんな時代だからこそ、金子商会もお客様にどのような「価値(=喜び)」を提供することができるのか、考え、そのために行動をしていかなければいけません。経営指針にもありますが「すばやく配達すること」「在庫を切らさないこと」「解決するための提案をする」ということをこれからも追求していきましょう。

 金子商会はメーカーではありませんし研究機関でもありません。今のところ下関という超ローカルな地域でサービスを行うだけの会社です。しかし、だからこそ、自分たちにしかできない、誰にも真似できないサービスを追求することができると私は考えます。

 そのための『道具』の一つとして毎日全員に日誌を書いてもらっています。

 日誌を書くようになって数年が過ぎましたが、マンネリ気味な部分も出てきたと感じます。それでも、よい仕事をするためには、細かいことの積み重ねが大切です。それしかないと思います。

「窓を拭いた」「ゴミ箱のゴミを捨てた」などでも全然問題ありません。日誌に「何か書く」ことがとても大事だと思っています。「書くだけ」ではなく「役に立つように」「活用するために」記入することで仕事の質の向上に必ずつながっていくはずです。考えて書くようにしていきましょう。考えるためには「一日あたりいくつ」「一人あたりいくら」「一時間あたり何回」というように過去と現在・未来で比較できるように指数化することが肝心です。

 ただ「今日は多かったな」という感覚だけに頼るのではなく「比較できるような数字」に変換することで創意工夫ができるようになります。

 そのためにも日報用紙に「比較できるような数値」を記録していくことが大切です。その上でどう感じたかを記入することで効果がさらに増していくのです。

みたいな感じですな。

2010年の7月から書いているのでもう10年くらい続けています。

 

で、先日も書いたのですが、金子商会ではかわりばんこに平日1名が休暇を取るようにしています。

明日は事務員のOさんが休暇日なので1日早い本日に給料を渡します。

25日が連休明けの月曜日だったりするとカレンダーの都合に酔っては4日前とかに給料を払わなくてはならないのでちょっと大変です。

25日までに手紙を書いておけばいいと思っていたら21日に書いて置かなければいけなかったよ!ということですね。

全く失念していることもあるので、そういう場合は手紙だけその相手に26日にわたすようにしています。今までそういうことが一度だけありました。

 

 

三連休

20、21、22日と休みでした。

家でのんびりというかゆっくりというかだらだらとしていました。

子どもが受験生だとか、部活があるとかで、まぁ別に遠出は計画しておらず、とりあえず庭でバーベキューというか焼き肉をするとか、近所のショッピングセンターで買い物をするとか、本を読むとか、芝の手入れをするとか、洗車する、温泉センターへ行くとか、筋トレするとか、そういう感じであっというまの三日間だったわけです。

和楽の湯は会員だと1000円。ちょっと高めですが、お風呂に入ったりサウナに入ったりするとなんだかんだで3時間くらいのんびりできるので結構好きです。

この連休はどこの行楽地もけっこう人が多かったみたいですね。

東京のGoToトラベルも10月から解禁ということですねで、このまま10月後半のコロナ感染者数の数字が増えなければ、もう少し自由度が高まるのではないかと思います。

とはいえ、自分としては大型連休だとか、土曜祝日にあちこちへ行くよりも平日にいろいろ移動するのが好きですよ。

以前からゴールデンウィークだとか夏休みだとか正月休みに行楽地に行くのはあまり好きではなく、平日にいろいろ行くほうが好きでした。

そういうのもあって、金子商会では平日休みを始めようと考えた部分もあります。

なんというか休みを分散して取るというのはもっと流行ってもいいと思います。

小学校とか中学校とかももっと分散してもいいような気がするし、平日に学校を休んで家族で旅行するとか遊びに行くとかは、もっと普通というかハードルが低くなってもいいのではないだろうかと思うのです。

そもそも業界によって、休日というのは違うわけですし、サービス業の人にとっては平日休みが普通だったりすると思うのです。

来週はベテラン社員が27・28・29・30・3・4・5と休みになっています。

ちょっと社内バタバタするかもしれませんが、たぶんちょっとだと思います。

 

明日は配達スタッフのH君が休業日です。で金曜日は事務スタッフのOさんが休業日です。

弊社は全員で8人なんですよ。

で一人ずつ交代で平日に休みを取るようにしています。

土曜日は4人ずつ出社して残りの4人は休む。

つまり隔週土曜日+平日休み(2週間に1回)という形の週休二日制ということになります。

 

 

デジタルだかアナログだかよくわからないITC

うちの会社ではお客様から現場の写真がLINEで送られてきます。

↓こんな感じ

動画の時もたまにあります。

「この台所用水栓の部品がほしいのでメーカーと商品品番を調べてほしい」という問い合わせでございます。

それに対してメーカーを調べたり品番を特定したりして図面で返事をしたりするわけですね。

 

で、電話などで話しながら足りない部分は詰めたりしていくわけです。

 

他にもLINEで注文を受けることもあります。

手書きのメモをスマホのカメラで撮影してLINEで送信するという

デジタルだかアナログだかよくわかりませんが、そういう使い方をしていただいております。

「プロトコルは最終的にユーザーが決める」

というのはITCの原則だと思います。

一見、川上のベンダーが決めているように見えても、最終的な選択肢、

つまり使うか使わないかを決めているのはエンドユーザーなので、

そこを見誤るとユーザーつまりはお客様に選んでもらえなくなるのです。

上記のメモのような注文をUXでデザインすることは現在の技術ではほぼ不可能です。

めっちゃ賢いAIがOCRやらディープラーニングを駆使して文字や文章を解析できるように何百億ドルという予算と10年の年月を投入すればできるようになるかもしれません。

しかし、当社は鉛筆を使うのです。

 

零細企業のIT化は、上手に鉛筆をつかったりダクトテープによって昇華するのです(偉そう)

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