高2になる娘がいまして、最近勉強する意欲がすっかり減衰しているみたいですよ。
そもそも第一志望の高校に不合格で、いわゆる滑り止め高校生活を送っているわけで、そりゃモチベーションもなかなかあがりませんわな。
それでも本人は部活のブラスバンド部を頑張ったり、友達とショッピングを楽しんだりしつつ、大学には行きたいなんて考えているのですが、なぜ大学に行きたいのか?っていうと明確なイメージがあるわけではありません。
そもそも大学に行けばどんな会社にでも入社できるのかってそんなことはないわけです。
本当はツイッターとかSNSで将来なりたい職業の人とか見本になるというかモデルになるような大人、成人している人、使い古された表現でいうとメンター?みたいな人とつながるといいのでしょうが、いかんせん触れている世界や見ている世界が広くないので、繋がれないというかそんな感じ。
それとまぁいろいろあるのか親のアドバイスを聞かないのが、この世代のデフォルトですから、この本をよめばいいよ、この番組がいいよ、なんてことを言っても想定通りアドバイススルーになってしまうわけです。
次女も中学校3年で来年は高校受験なんですが、模試では志望校合格判定はDという感じで、追い詰められているから勉強するのか?っていうとTikTok見たりAbemaTVでエグザイルの番組見たり、恋愛リアリティーショー見たりしててあんまり勉強してません。
っていうか勉強しないよね、自分もそうだったもん。
中学校のときは今思い返すに本当に勉強していなかった。
偏差値も40台の高校生活だったし、高校生の時は数学なんて赤点とるのがデフォだったような気がします。
意識高い系の人は「今はWebで無料で高度な教育が受けられるよ。だから学校なんてどこだったいいよ」なんてことを言うのですが、それは偏差値が60以上ある学生さんだけに言えることで、基本的に勉強のやり方がわからない。ウルトラC的なできるだけ努力したくない脳を持ってる学生には当てはまらないのです。
世の中には、高卒で十分な仕事もやっぱりたくさんあると思う。
なんというか、うちの会社の業務なんてそう。
数Ⅰなんて使う機会ないです、二次関数とか因数分解なんて仕事では使わないし、ましてや数Ⅱのベクトルとか二次曲線とか正弦定理とかまったく不必要なわけですよ。
まぁ高校生、ましてや中学生の人生経験なんて狭くて浅いので、事あるごとに親が全肯定して後押ししたり応援したりしないと将来の理想像みたいなものは育たないと思う。
できるだけネガティブなことは言わず、「やってみたい」っていうことを言っ割れたら
「やってみなはれ」っていうしかないわけで、
ただ環境的にネガティブなことや維持の悪いことを言う先生だとか大人だとか、
やる気を削ぐようなことしか言わない人間がそばにいると、自己肯定感というのは低くなりがちになってしまうので、そういう大人からなんとか守ってやるのが親の勤めだろうとは考えているわけです。
ITとかプログラミングとかにはまったく興味がないみたいなんですよ。
ゲームとかもそんなに好きというかハマる要素も持ち合わせていないようですし。
とにかく漫画でもかまわないので本は欲しがれば買って良いというスタンスなんですけれども、一ヶ月に何冊も欲しがるほどの読書数でもないわけです。
「日頃から子どもに罠をかけてわざわざ嘘をつかせるような意地悪な質問をしていると、子どもは親に対する信頼感が持てなくなり素直な気持ちもなくなります。
そして、親の攻撃から自分を守るために、たくみな嘘をつくようにもなります。」そりゃうんざりしてやる気も失せるって、ついつい疲れたときとか、忙しい時とか寝不足なときとかイライラしているときには、意地悪い口調になったりするので、そうならないように気をつけようと思います。