建設キャリアアップシステムとか建レコとか

建設キャリアアップシステムというのが2019年から運営されるようになっているのだそうです。自分も不勉強だったので今日初めて知りました。

大雑把な説明

キャリアアップカードというICカードに職人さんの情報を登録します。

  • 本人情報(住所、氏名など)
  • 社会保険加入状況
  • 保有資格
  • 研修受講履歴
  • 事業者は建設業許可情報など

そういう情報を業界統一のルールでシステムに蓄積されるので、職人さんの技とか知識が適正に評価されて、それぞれの待遇もよくなるよ、

ということらしいです。

ちなみに有料です。

2020年7月現在で登録技能者数は324,390人、登録事業者数は59,132団体となっています。ちなみに山口県は2,861人と640団体。

なんだかいきなり累積赤字が57.4億円で、このままでは2020年度末に累積赤字が100億円になってしまうということで、大丈夫かいな、やっていけるんかいな感満載ですね。登録料も値上げする予定になっています。

黒字化するためには登録者数が100万人くらいになるのが目安なんだろうなと資料から概算して考えると、今の所35%くらいの登録率なんですな。

退職金基金とか社会保険とか、そういうのがメインなのかなという気もしないではないのですが、ステークホルダーが多そうなので調整が大変そうだなという感じです。現場の人には頑張ってほしいのですが、使用者つまりは職人さんや一人親方の人にとって本当に使いやすいシステムであるように祈っております。

 

でも、零細企業の経営者として申しますと、技能とか人事評価とか、要するに人を雇用して仕事をしてもらって評価してする、つまりは給料を支払いということは、めっちゃ大変だと思うのですよ。

それに全国一律の評価とか言っても、八月の福岡のメッチャ暑い時期と、10月の涼しいときと、真冬の零下の現場では、同じ作業であってもそれは評価が違ってくるのではないだろうかと思ったりもします。

このあたり課題が大きいですよ、建設技能者のレベルに応じた賃金支払の実現にある、例えば建築大工技能者の賃金目安が三つのレベルにまたがっていて、金額が750万~300万円という幅があるのだけれども、実際にうまくまわっているのだろうか現場で、というか、そのあたりのキチンとして評価というかフィードバックがあって登録した職人さんが満足できるような評価制度になるためには、随分時間がかかりそう。2023年には民間建築でも必要になるそうなので、今のうちから情報収集しようと思ったのでした。