オーディブリながらできるのか

オーディブル(Audible)はアマゾンのオーディオブックサービスで、劉 慈欣の三体シリーズのⅠⅡはオーディブルで鑑賞した。
あと「本好きのシリーズ」は朗読をされる井口 裕香さんがものすごくうまく、聞いていて感心するばかりなのだ。他にも聴き放題のポッドキャストなどもあって、配達中、車を運転しているときは常に聞いているのである。以前はトラックについているAMラジオを聞き流していたのだけれど、今はそんな感じで配達するのもちょっとした楽しみな時間となっているのだ。

世の中の仕事というか作業にはオーディブルのようなものを聞きながらできる作業とそうでないものとあるように思う。

例えば、自分がオーディブルを聞くときというのは「オーディブルだけを聞く」という使い方はしていない。
運転をしながら聞くという、いわゆる「ながら聞き」をするのがメインで、途中気になったり、覚えておきたいことがあれば、車を一旦停止してメモしたり音声メモをしたりというい使い方なのだ。
他にも
部屋の掃除をしながら
庭の芝刈りをしながら
庭の草むしりをしながら
聞くことが多い。

そう考えると「オーディブルを聞きながらできる仕事(作業)」とそうでない作業があるのだと思う。

例えば、今このブログを書いているのだけれども、ブログを書いたりあるいは姉子商会ニュースを書くときは、オーディブルはもちろん音楽を聞きながらとか、そういう作業はできない。できなくはないかもしれないけれども、気が散って効率がものすごく落ちてしまう。

「ながら作業」ができる仕事というのは、ほぼ無意識にできる作業であり、慣れてしまえば多分誰にでもできるのだろう。
AIやロボットによる自動化もできやすそうな気がする。

一方、聞きながらできない作業もあると思う。
構成をしながらの文章を書き出すことであるとか、聞き入ってしまうとどうしても手が止まってしまいがちなお仕事・作業。
お客様との打合せなど、意識の集中が必要なコミュニケーションもある。
あるいは時間の使い方としてはストーリー性のある映画やドラマを見ながらオーディブルを利用するというのも、話の内容が頭に入ってこなくなる。

世の中の仕事や作業には、大なり小なり「ながら作業ができる↔できない」の違いがあり、ながら作業ができる業務は生み出す利益が小さく、ながら作業ができない業務は、付加価値が高いものが多いような気がする。

ところがどっこい、実際の収入はそういうやっている作業の違いによって単に生
み出されているわけではない。
投資や投機、資格業、書類作成にしてもながら作業できるものとそうでないものもあるだろう。
大工工事にしてもながら作業できる現場もあれば、ながら作業できない現場もあるように思う。
一方の「ながら作業」は利益に結びつかないが、もう一方の「ながら作業」は大きな利益を生み出しているということもよくある。

価格を決定するのは需要と供給でありその仕事を無意識に行える行為にしているのかしていないのか、という理由ではないのだ。

同じ業務であってもAさんはオーディブルを聞きながらしても効率が下がらないが、Bさんが同じことをすると効率が3割程度悪くなる、ということもあるかもしれない。

 

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