災害にもいろいろあるので

大きな地震があったり、航空機の事故があったり、どんなに自分が気をつけていても巻き込まれてしまうリスクは0にはならないと思っています。

いろいろな災害リスクがあります。
地震、津波、飛行機事故、列車事故、火事、高層ビル火災、山火事、台風、高潮、核事故、船舶事故、洪水、土砂崩れ、干ばつ、熱波、寒波、雪害、テロ攻撃、化学工場の事故や有害物質の漏洩、ウィルスなどによるパンデミック、サイバー攻撃によるインフラの機能停止、橋やダムの決壊、火山噴火、大規模な親戚の衝突、宇宙天気による電波障害や通信障害、ものすごい円安やものすごいインフレ。
数えるとけっこうあるような気もするし、そうでもないような気もする。
それぞれが10回ずつ世界のどこかで必ず起きるくらいの頻度ではあるのだろうと考えると、世界の何処かで今年中にどれかは必ず起きるわけだけれど、それが自分のまわりや関係する人々に降りかかる可能性はゼロではない。
ゼロではないけれども、そうとう低い割合であることはわかる。
多分宝くじに当たる確率よりは低いのではないかと思う。

これらの不安を軽減し、前向きな日常生活を送るのはけっこう大変なのかもしれない。
リスクを正しく認識すること、そして、そのリスクを「100%防ぐことは不可能」であると受容する。
受容した上で、自分ができることとできないことを把握しておく。
できることはやればいいし、できないことは「まぁしかたない」と諦観する。
自分の健康に気を使って、自分と自分の周りの人達のために貢献するように前向きに生きる。

自分ができることを少しでも増やせるようにいろいろなことやっていきたい。

ちなみに、阪神淡路大震災のときに、神戸へボランティアに行って帰ってきたときに青年会議所の例会で報告する時間を持たったんだけど、そのときに言ったことを思い出して書きます。

「今回ボランティアに行けなかったことを悔しく感じている人もいるとは思うのですが、いろんな人が安心してボランティアをしたり災害援助の活動をするためには、日常生活を変わらず送って、経済をいつも通りに回す人がいればこそだと思いました。

災害地に行って活動するためには、普段の生活をちゃんと維持する人がいればこそなのではないかと思います。

普段している仕事、学生さんであれば勉強、「いつも通りのことをきちんと続ける」ということも大事な行動だと僕は思います。

「ボランティア」というのは日本語だと「奉仕」とか「奉仕活動」という意味にとられることが多いのですが。英語本来の意味は「自分の意志で行う」「自ら行動する」という意味です。

誰かに命じられたからする、求められているからする、というのはボランティアとはちょっと違うのだと思うのです。

災害地に行って活動するのではなく、自分が自分の意志でできることをする、それが仕事であっても勉強であっても家事であってもなんでもいいのだと思います。」

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