建設業の中小企業・1人親方の間でなぜ価格の下げ合いが起こるのか?の一因として、独立しても雇われだった時の1日いくらの感覚で、それ以上高いと貰いすぎかな?という感覚を持つ人が多い点があります。
ステージにより頂かなければならない金額は全然違う。
貰い過ぎかな?なんてビビらなくていい。— OAフロア施工店専務_たにぐち (@daishin_OAfloor) July 1, 2020
金子商会のお客さまはだいたい個人事業者で、青色申告をしている人が多いです。
中小企業、特に一人親方に経理の知識が足りない事も大きな原因。
経費、税金、減価償却、キャッシュフロー。後は一人であっても、会社のお金と個人のお金が違うということ。この辺りを知るだけで単価設定も変わってくる。 https://t.co/JEgRxH497y— 魚貞 (@uosada47) July 1, 2020
これまで何社か倒産したり商売を畳んだりした社長さんとか見届けて思うのは
総売上と粗利と営業利益と経常利益、そして原価。どうもそれがわかっていないというか、把握していない人が多かったなぁということです。
売上、仕入れ、利益のことはなんとなくうっすらわかってるんだけれども、それを具体的に把握していないというか、売上が増えても仕入れが増えてしまうと、かえって利益がなくなってしまうというか、損して得取れという言葉の意味が、いまいちわかっていない方が多かった。
元請けに言われるままに価格設定していて、なんというかサービスの対する価格設定の仕方が間違っていたり。
「年間200棟だかしらんが、そっちの会社には便器が1セット5万円なんだから、自分の会社(年間5現場くらい)にも5万円で売らないとオカシイだろう。」
「配達運賃を距離によって変えるのはオカシイ」
「サービスはタダ(無料)っていう意味だろう」
というようなことを平気で言ったりする。
当然、経営理念とかはなくて、日銭を稼ぐためにやってるとか自信満々に言ったりする。
経営についての勉強も当然していなくて、中小企業家同友会とか、そういう勉強会にも一度も参加したことがない。
経費で自動車を購入するにしても手段と目的が逆転していたり、勘定もほんとうにどんぶり勘定というかいい加減だったりします。
これまでに、起業して、しばらく過ぎたあと、消費税の未納(ぶっちゃけ脱税)で差し押さえをくらって、支払いの滞った業者さんが3人位います。
こんど税理士さんとか会計士さんと一緒に、一人親方のための勉強会を開こうと思います。
タイトルは未定ですけれど
「消費税がくる!」
「年商1000万円の壁を超えたとき」
「年収1000万超えを目指す個人事業者のための財務戦略」
「働いても働いても現金が残らないのは何故なのか」
とかそういう感じでしょうか?
企画書を書く予定です。