明後日の7月24日は東京オリンピックの開会式が行われる予定で、関係者は今頃はドキドキしながら準備の真っ只中のはずだった。
来年、つまり2021年の7月23日金曜日に開会式が延期されているのだけれども、この一年というのはどんな気持ちなのだろうか?
「中止になるのかもしれない」という気持ちを抱えたまま、準備に取り組むのは、けっこうストレスが大きなのではないだろうか?
チャレンジしてその結果失敗というのは、まだあきらめが付くのだけれども、チャレンジそのものがなくなってしまう、というか、かなりな高確率で(多分80%以上)徒労に終わってしまいそうな場合、人は燃えることができるのであろうか?
準備をしたりなにややるたびに
「でも、中止になるかもしれないんでしょ?」って一年間ずーっと言われ続けるプレッシャーたるや、かなりきついのではないかしら。
選手の人にとってもモチベーションを維持し続けるというのは本当に大変なのだと思うし、一年という期間はけっこう長いと思うんですよ、アスリートの人にとって。
リーダーの人はたぶん「絶対に開催する」と背水の陣なのであるが、やはりそこは現場動く人々の気持ちをどれだけ引き寄せられるかだよね。
そう考えると、こういう国家的な事業ではやっぱりプランBというのは設定することができないよね。
こういう事業は「絶対にやる!」という狂気にも似た信念がなければ実行することができないと思うのですよ。
「もしかしたらやんないかも~」みたいな軽いノリでは、現場の人間は動かないし動けないと思うのですよ。
オリンピックとかでかいイベントというのは夢みたいなものであり、とてつもなく大きな共同幻想の上に成立しているのであって、「それは言わない約束」というのがそれはもうたくさんあるわけですよ。
じゃあ22年の北京オリンピックはどうなるの?と考えると、こっちだって冬ということもあるし中止や延期のリスクというのは当然あるわけですよ。
なんというか、世の中の流れとかにあわせてやっていく仕事というのは、パイはでかいしいろいろなところに影響がある代わりに、影響を受ける部分も大きくなるのだろうと思います。
そうはいっても、どんなリスクがあるのかよくわからないのと同じくらいに、どんなチャンスがあるかもわからないのが、今の世の中ですな。
リスクとチャンスは表裏一体。
いつでも動けるように自分自身を高レベルに維持し続けるという気持ちも大切なのだと思う。
世の中は考えようなので、どっちに転ぶかわからないことだらけだ。
それでも世界は動いていくし変わっていくわけで、その中で自分がやらないといけないことに取り組んでいくしかないのだなとも思う。
このままの状態がいつまで続くのかっていうと、そりゃ自分で決めるしかないよね。
少なくともほとんどの人が、「いつまで続くのかねぇ」って感じに「どこかのだれかが決めてくれる」と思ってる限りずっと続くと思うのだ。
「政府がしっかりと指針を決めてくれないとこまる」だの言ってる限りはずーっとこのままなのだ。
コロナだろうがインフルエンザだろうがデングでもラッサでもかまわんが感染症リスクはずっと昔からあったしこれからもあるのだから、自分ができることをやるだけだ、という覚悟だね。