100%完璧に理想通りというわけではないのですが、棚卸しの必要がないくらい整理整頓と清掃ができているように毎日「棚卸」という名の業務を行っています。
棚卸の目的は何かというと、
「在庫金額を正確に把握する」ということです。
なぜ在庫金額を正確に把握しなければならないのか?
それは決算をするときに、この数字がいい加減だと、利益ができているのかどうか正確に把握できないからですな。
実際は売り物にならないような商品でも在庫として金額をつけて計上していしまうと、本当の利益よりも多くなってしまうということがおきてしまうわけですよ。
もう10年も動いていないものは、在庫として数えないで廃棄処分するなりしないと意味がないです。
倉庫に転がっている資材でもう何年も動きのないものは、ゴミ以下だったりするので、定期的に処理していく必要がある。
捨てるときに、もったいないなぁと感じることもあるのですが、断腸の思いで廃棄処理をしたりするわけですよ。
決算で利益ががっぽり出たときに、在庫の廃棄処理をしたりすると税務署さんに突っ込まれたりするので、それはやめたほうがよくて、
やはり日々の業務の流れの中で、こまめに売れ残ったものとか、不動在庫品は処分していかないといけない。
そのためにも日頃の整理整頓清掃は大事で、
在庫管理の理想というのは、一瞬見ただけで在庫数が正確に把握できるような仕組みにするのが一番なんだろうと思います。
枠を作ってその中に入れるようにするとか、いろいろ方法はあるのだけれども、めんどくさくてやっていない部分もあるので反省の毎日ですよ。
仕事はめんどくさくて地味なことばっかりですよ、けれどもそういう部分を、コツコツと地道に積み重ねるのが、結局は一番強いのだろうと思います。
一年二年続けたくらいではあまり意味がないような気がしますが、5年10年が過ぎたときに、そういう地味な積み重ねをちゃんとしていると、そういう企業が結局は強いのだろうなと思います。
ネットとかビットの時代になって、ビジネスの結果が半年とか一年とか、そういうスピードで、素早くガンガン回して処理していくのが大事だ!というような風潮の中でつい忘れがちになってしまうとは思うのですが、やはり10年間続けるとか20年間続けるとかでついていく企業の体力もあるような気がする。
と、ここまで書きながらも、そういう地道な積み重ねの部分をオートメーション化して全く新しい物流管理システムを作り上げるというのはありなのかもしれないし、そっちが主流になるのかもしれない。
規模とかスピードとか自動化と24時間化とか、スケールによって最適解が変わってはいくとは思う。
倉庫の在庫管理についてはまだまだ見直すべきところが大きい。
というか、お仕事は面倒くさいとの戦いだなぁと思う。
いや、ほんとうにめんどくさいことばかりだから、せめて機嫌よく笑顔で毎日過ごそう。