銀行のセキュリティーチェックはめんどくさい

うちの会社ではマネーツリーといウェブサービスを利用しています。

会社の銀行口座にお客様からの入金があると、そのデータを会計ソフトにインポートしてくれたりする便利なサービスなんですが、銀行口座のデータにアクセスするためのパスワードとか証明書とかの管理がけっこうめんどくさい。

いろいろなwebサービスに比べるとパスワードを間違って入れた時の対応とかパスワードを忘れたときの対応とか手順がめんどくさい。

自分は個人的に楽天銀行を使ったりもしているのだけれども、銀行関係は結構めんどくさい気がする。

そのぶん、セキュリティーとかは安心なのかもしれませんけれども、かえってコストが掛かりすぎているような気がしないでもない。

便利というのは曲者だ。

なにかあった時、例えば災害時や単に停電になってしまったとき、管理者との連絡が取れなくなってしまったなどの不慮の事故があると、便利さは失われてします。
パスワードなどの管理ににしても、面倒くささと手軽さはトレードオフの関係だとも言える。

信頼とか善意に任せたほうが制度設計は安くすることが出来るんだけれども、一部の悪意ある人間がいるおかげで不便になったりコストが多く必要になるのが残念ながら現実だ。

世の中は不公平で、正直者が最終的には得ではあるのだけれども、短期的なある一点においてはズルをしたほうが一時的に得をするようにできている。
ライフシフトなどの書籍を読むと意識高い系の人々が、正直であることや誠意を出すこと、ギブ&ギブ&ギブというような内容で正論を述べているのだけれども、世の中には残念ながら悪意をもった人はけっこういるし、ものすごく短期的にしか発想できない方々も案外多いのだ。

そしてそういう悪意は「誰でも利用できる」とか「できるだけたくさんの方に」というところに寄生するように近づいてくる。
そして彼らは短命なのだ。
短命だからこそ、いますぐという欲求に素直で正直に従う。

セキュリティーチェックがすごく面倒、というのは、そのあとも、明日も来年も10年後も利用できるのですよ、という長期保証の上になりたっている。

それが刹那的で、緊急性が高いと、セキュリティーなんかどうでもいいからすぐに動いてよ、ということになると、信用は二の次三の次になってしまう。

価値観に合わせだ、バリバリガチガチのセキュリティー、ソフトウエア的な信用チェックや信用信頼を担保するようなサービスもアリなんではないだろうか?

名付けて「1000年セキュリティー」Millennia Security
石版とかハンコとか、アナログを駆使した信用保証サービスというのもアリなんではないだろうか、すごくめんどくさいけどものすごく堅牢で、かつ万が一があっても全額保証する、有料サービスで、年間経費1億円くらいで、資産1兆円以上を管理しますみたいな、超富裕層向けサービスってあるのかもしれん。しらんけど。

 

 

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