あいさつ

挨拶したときに挨拶を返してこない人がいる。
お店とかに入ってくときに何も言わないままスッと入ってくる。
店員さんが「いらっしゃいませ」と対応してもムスッとして返事がない。
店員さんが「なにかご利用ですか?」と言い重ねてもなんだか無視しているみたいだ。
「感じ悪いなぁ」って店員さんは思ったりするわけですよ。

挨拶して返事をされなかったりすると、いろいろと考えてしまいます。
「なんか嫌われているのかな?」
「緊張しているのかな?」
「困惑してる?」
「集中してる?」
「日本語が通じていない?」
「耳が聞こえないのかな?」
「無視しているのかな?」
「緘黙症?」

なんでも場面緘黙の人というのは最近の研究によるとけっこうな人数があって、日常生活でも交わることが多いのだろう。

緘黙症の人も「私は緘黙症です」というような印を見に付けているわけではないので、いろんな場面で苦労されているのだろうなと思う。

でも挨拶できないだけで、緘黙症でもなんでもなくて、単にめんどくさがりなだけなのかもしれないけれども、
実際は緘黙症なのに、「自分はめんどくさがりなだけなのだ」とあと付けで自分の心に言い聞かせている場合だってあるかもしれない。
場面緘黙症というんは、時と場合によっては普通に話せるのに、ある状況になると話せなくなってしまうという、症状らしい。

例えば、採用面接するときは普通に話せるしコミュニケーションも問題ないのに、入社してみるとお客さまと会話することが極めて困難だったり、電話で話すことがまったくできないとか、そいういうことだってあるのだ。

そういうときはやっぱりお医者さんに見てもらって診断を受けて対応策を考えるのが正解なんだろうなと思う。

挨拶ができるというのは、本当は結構なスキルが必要なんだと思う。好印象を与えるというのは、けっこう難しいのかもしれない。

挨拶なんて簡単だろう。笑顔で相手の目を見て元気よく大きな声で「おはようございます」って言えばいいだけじゃんかって言う人もいるだろうし、そう考えるのが大多数なのもわかる。

それでも、笑顔で、相手の目をみて、元気よく、大きな声でという4つのハードルを超えるのに難易度が高すぎてできない、ムリ、という人は少なからずいて、しかも社会人一年生で、社会に出て初めて自分がそういうタイプだと気がつく人だっているのだと思う。
で、自信を失って鬱になって心を病んでしまうみたいな。

上司が緘黙症についてまったく知識がなかったりすると、
「あいさつもできない駄目なやつだ、つかえねぇ」みたいな感じで毎日ダメ出しをしてしまうのである。

だから自分はそういう上司というか雇用者にならないように気をつけないといけない。

目の前の相手に大していろいろな興味だとか可能性だとかを信じて、相手をよくみるようにしよう。
で、できれば会話をしつつ、その間評価を挟まないように練習しないといかんなぁと思ったりするのだ。

誤解を解く近道はまずは相手に興味を持つことなんだろうと思う。