例えばどんなことでもいいからミッションを設定してもらう。
会社の経営理念の実践や達成のために、いろいろな目標を設定する必要が出てくるわけなんですけれども、できるだけその目標を細分化というか因数分解して、プロジェクトとして明文化する。
例えば掃除で
「毎朝30分、掃除をすること」が今現在できていないので、3ヶ月後に「できる」「「やっている状態」にする。
とか
例えば整理整頓で
「カタログを整理整頓し、すべてのカタログをスキャンして電子化する」というプロジェクトを立ち上げるとか・
業務用の自家用車・トラックの運転計画を文章化データ化して残すようにするとか、
今現在はできていない、やっていない業務を実行するためにリーダーシップをとってマネジメントすることを業務としてというか、職務分掌として明文化しておくことで、マネジメントの機会として、業務に取り入れて行くことができるかもしれない。
自発的に「やってみたい」ということが必要なのだとしたら、それは日常的な業務に余裕がないとできないように思う。
ある程度の暇があるというか、ちょっと手持ち無沙汰な時間帯が一日の1割以上あるというような。
いっぱいいっぱいだったり、毎月の残業時間が何百時間もあるような企業だと、そもそも自発的に仕事なんてやろうと思わないと思うのだ。
例えば「マネジメント」といっても、自社の中で「こうした方がいいのではないだろうか」とか「こうやったほうがいいのに」ということがあれば、それはリーダーシップをもって自分が率先して、その上で他人とか同僚を巻き込んで行けば、それはそれでマネジメントの経験にもあるとは思う。
ただ、自発的にやってるのと、ブラック企業的なというか洗脳しているっぽい働かされ方っていうのも紙一重な部分があるのかもしれない。
自発的にやっているのは大事なんだけれども、それが洗脳とかモラハラとかではなくて、本当に自分がやりたいからやっているというのは、最終的には主観によってしか判断できないとも言えるので、そのあたりの匙加減というかバランスのとり方というのは、経営者によって上手い下手があるというか、どういうふうに判断されるかは最終的にと人となりというか個人的人格に左右されるのかもしれない。
ただ、なんだかんだ言っても最終的には自発的にやってる人間のほうが圧倒的に成長スピードが早いというのは、間違いない事実だとは思ってる。