認知

外界を知るために人間は知覚を使う。

言い換えると知覚することによってしか人は外界と関わりを持てない。

知覚できないことは人間は認知できないのだ。

VRによって人は本来知覚できなかったことが、知覚できるようになるということだ。
例えばHMDに空気の流れを重ねることによって、風を知覚できるようになったり、X線の映像を重ねたり、紫外線による画像を重ねて視覚として刺激を取り入れることで、物事をそれまでとは違った切り口で観るようになる。

例えば蝶は紫外線が見えているので、花の見え方が人間のそれとは違うのだけれども、VRによって紫外線を人間が観ることができるようになると、それまでとは違った現実の解釈や世界の理解の仕方をするようになる。

五感が拡張された状態になるのだ。

メタバースは、そういう様々な知覚のレイヤーを視界に重ねることで、現実世界を拡張する。さまざまなイメージを現実と同じように取り扱うことができるようになる。

見えなかったことが見えるようになったり、感じなかったことを感じることができるようになったときに、どのような変化が起きるのかを観察して考えるのだ。